育休中のサキは、夫・ユウタと0歳の娘・アイリと3人暮らし。「孫のため」と言いながらお金をむしり取る見栄っ張りな義母・アツコに悩まされています。義母は、自分の知人30人への高額な出産祝いのお返しや、お宮参りでの着物レンタル代を要求。アポなし訪問のたびにタクシー代をせびり、高級ベビーカーも無断購入。義母への支払いは総額100万超え。
さらに義母は、夫の家族カードでデパート積立に月3万、義妹・アヤカとその娘にブランド品を購入。アイリの学資保険も、夫を操り、受取人を義母として契約させていました。アイリのお食い初めでは、勝手に老舗料亭を予約し、親戚10人を招待。約28万の会計をサキたちに支払わせます。
夫に相談しても取り合ってもらえず、サキはママ友・マユミに相談。「経済的DVや横領にもなり得る」と言われ、戦うことを決意。その後も、義妹から義母への月10万円の援助を求められ、義母からは「孫の口座を作ってあげる」と言われ、戸籍謄本や毎月3万円の振込まで要求され……。
「嫁がケチで孫がかわいそう」
ユウタがお義母さんに渡していた家族カードを解約してから数日後、お義母さんが戸籍謄本を要求した本当の目的が明らかになりました。
お義母さんは、私やユウタに黙ってアイリのパスポートを作り、自分とアヤカさん親子とアイリの4人でハワイ旅行へ行こうとしていたのです。
家族カードが使えなくなっていることに気づいたお義母さんは、旅行代理店からの120万越えの請求書がわが家に届くよう申し込み、支払わせようとしてきました。でも、それを私が拒否したことで旅行の仮予約は取り消しに。これで一件落着かと思いきや、お義母さんは周囲にまさかの話を広めていて……。










買い物中に、知人から「お孫さんの旅行、行かせてあげなかったんですって?」と声をかけられたサキさん。その後も親戚の方たちから「アツコさんの気持ちも考えてあげて」「旅行くらい許してあげたら?」という連絡が……。
どうやら義母は、サキさんを「冷たい嫁」「ケチな嫁」などと、周囲に吹聴していたようなのです。さらに義妹のSNSには「ケチな親のせいで子どもがかわいそう」という内容の投稿がされていました。
義母は、自分の友人にも「私は孫に世界を見せてあげたかっただけなのに……」と、都合よく話を広めていて……。
その日の夜、今度はユウタさんにも親戚から電話が入ります。
「お前は自分の母親を泣かせて恥ずかしくないのか?」
親戚から一方的に責められ、さらには「嫁をちゃんとしつけろ!!」とまで言われてしまったユウタさん。
初めて、自分が放置してきた問題が外にまで広がっていることを実感し、青ざめます。そんなユウタさんに、サキさんは静かに「お義母さんの問題をずっと私に押しつけてきた結果だよ」と告げるのでした。
◇ ◇ ◇
自分に都合のいい部分だけを周囲に話し、相手を悪者にするような伝え方は、家族間の問題をさらにこじらせてしまいます。特に、お金や子どもに関わる問題は、一方の言い分だけでは見えない事情があるものです。また、家族や親戚からの言葉であっても、事実確認をしないまま誰かを責めるのは避けたいところです。身近な人から相談や愚痴を聞いたときは、相手の感情に巻き込まれず、冷静に双方の話を聞く姿勢を大切にしたいですね。
著者:マンガ家・イラストレーター miyuka

