能登から全国へ!アオリイカ全開ティップラン

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④餌木の色が分からない 色はチョー適当でよい。

餌木の色には過去の実績や科学的な狙いなど色いろありますが、はっきり言って、私は餌木の色にはこだわりません。

なぜなら、市販されている餌木はすべて釣れた実績色。

人の好みはあっても、アオリイカがその時どきに海中で何色を好むかなんて分かりません。

むしろ、交換という意味では、色よりも重さをこまめに替えるために餌木を交換します。

各号数のシンカーが付いている餌木が何色か気にせず使いますから、自然に色も交換していることにはなりますが、カラーローテーションとか、意識することはありません。

言葉は悪いのですが、餌木の色については適当です。

チョー適当と言っていいぐらいです。

色に悩むのはもったいないと思います。

それよりも、バランスよく着底させられる餌木の重さを選んだり、しっかりシャクリができているか、そして竿先をピタッと止めていられるか、そちらに意識を集中したほうがいいと思います。

釣れない理由にもなるのですが、どこに意識を集中して、動作を正確に行うかがティップランでは大切です。

色に悩むより、自分の動作に集中するほうがアオリイカへの近道だと思います。

餌木の写真

専用餌木が不可欠。セフィアアントラージュ3号は10色のラインナップ

⑤自分だけ釣れない理由 心理戦に負けているだけ!

私も時折、乗合船で自分だけ釣れないことがあります。

そんなとき、さらに釣れなくなってしまい、悪循環に陥ってしまう人が結構います。

自分だけ釣れないとき、一番多く見られるのが「どんどんペースが速くなる」こと。

たとえば、シャクった後に5~10秒止めるのが基本だとしたら、自分だけ釣れないときは長く止めてアタリを待ったほうがいいんです。

いわゆるロングステイで15秒以上待つとアタる、そんな巡りというか、リズムなのに、周りが早いテンポで釣れていると焦ってしまい、シャクって止めた瞬間のアタリを追い求めてしまったり、止めた瞬間のアタリが分かっていないのではないかと慌てて、どんどんテンポを早めて釣れなくなっていきます。

2つ目が「余計なことをし始める」こと。

単純な動作を正確に繰り返すことで釣れていたはずなのに、自分だけ釣れないとシャクリの回数を少なくしたり増やしたり、シャクリの幅を大きく、または小さくしたりします。

一番大切なのは自分の釣れていたリズムで正確に繰り返すこと。

変えなければ、いつかリズムが合って釣れるはずなのに、それがズレるからなお釣れなくなるし、竿先に糸を絡めて破損するのもそんなとき。

そして3つ目が、周りを見ている間は「竿先から目が離れていて、しかも集中できない」。

あの人また釣れてる、何色の餌木だろう?何回シャクってるのかな?と釣れている人を気にしている間は、自分の竿先はブレていますし、アタっても見逃してしまいます。

ティップランで竿先を止めている間は、話をするだけでもブレますから、よそ見をしたらなおさらです。

つまり、普段自分が釣れている動作も、竿先への集中もできていないのですから、釣れなくなるのは必然。

だれかがバンバン釣ると周りが釣れなくなるのは、そんな心理面が大きいと思います。

釣れない理由の図

釣り方の写真

日中のティップランは場所が変わっても釣り方は同じ。

ブレずに基本を確実に繰り返して、その精度を上げることが釣果につながります。

ぜひ皆さんも、釣れないときは基本と、そのリズムを思い出して、自分の竿先に集中してくださいね!

釣行の写真

透けるイカと透ける餌木、フラッシュブースト

イカの写真

能登の秋イカのサイズは胴長20cm前後。700gほどが最大か

配信元: FISHING JAPAN