突然激昂するモラハラ夫・ヒドシに怯えながら暮らしていたコヨリさん。SNSで本音を吐き出したことをきっかけに離婚を決意しますが、ヒドシは話し合いで逆上し、胸ぐらをつかんで拳を振り上げます。さらに翌日、ヒドシは義母を呼んでコヨリさんを丸め込もうとしました。絶望したコヨリさんは、親族が集まる義実家の“母の日”を反撃の場に選びます。そこでついに、夫の本性を親族の前で告白して……。
迎えたXデー。コヨリさんは義母に求められた手料理の代わりに、あえて空のお重を差し出します。そこへコヨリさんの両親が、たくさんの料理を持って登場。親族会の空気は少しずつ変わり始めました。
さらに、ヒドシが息子のコタローくんをあやそうとした瞬間、コタローくんが激しく泣き叫んだことで、親族の間にも夫に対する違和感が広がります。義兄や義母はヒドシをかばいますが、義兄の奥さんと義父はコヨリさんの話に耳を傾けます。
そこでコヨリさんは、ヒドシが日ごろから突然怒鳴ること、物を壊すこと、息子も萎縮していることを告白。離婚を切り出した際にヒドシから胸ぐらをつかまれ、拳を振り上げられたことまで明かしました。
ところがヒドシは「ウソを吐くな!」「僕を悪者にしたいの?」「父さん、母さん信じて!!」と大声で反論。するとコヨリさんのお母さんが「じゃあ、答え合わせしましょう」と、録画された証拠を見せ始めて……。
私の本当の気持ちは……?


















録画された証拠を見せられたヒドシは、タブレットを取り上げ、床にたたきつけて壊してしまいます。「いつのまに撮った!!」と怒りをあらわにするヒドシの姿に、親族たちは真っ青に。
さらにヒドシは、「コヨリちゃんのくせに」と叫びながら拳を振り上げます。危機一髪、ヒドシを止めたのは、おとなしく見えていたコヨリさんのお父さんでした。実はお父さんは、週末に合気道の師範代をしている人物だったのです。
お父さんはヒドシを制したうえで、結婚の挨拶のときに「コヨリを世界一大切にする」と言った約束が踏みにじられていると静かに指摘。そして、これ以上娘と孫を預けるわけにはいかないと告げ、離婚、慰謝料、養育費を受け入れるよう凛と突きつけるのでした。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
自分に都合の悪い証拠を見せられたとき、話し合うのではなく壊してしまう。そんな行動には、相手の言葉を受け止めるよりも、力でねじ伏せようとする怖さが表れています。
家庭の中で起きたことは、外からは見えにくいものです。だからこそ、「言った・言わない」にならないように、起きたことを記録したり、信頼できる人に共有しておいたりすることが、自分と子どもを守る助けになる場合があります。
怒鳴る、威圧する、物を壊す、胸ぐらをつかむ、拳を振り上げるといった行為は、DVに該当する可能性があります。周りに相談しづらいときは、専門の相談窓口(※)に問い合わせる方法もあります。ひとりで抱え込まず、自分と子どもの安全を守る選択肢を持っておきたいですね。
※DVの相談窓口
【DV相談プラス】
0120-279-889:24時間、専門の相談員が対応してくれます
【DV相談ナビ】
#8008:お近くの都道府県配偶者暴力相談支援センターにつながります(相談対応の曜日・時間は都道府県によって異なります)
著者:マンガ家・イラストレーター ますまゆ

