卵巣がんの抗がん剤治療についてよくある質問
ここまで卵巣がんの抗がん剤治療について紹介しました。ここでは「卵巣がんの抗がん剤治療」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。
卵巣がんの抗がん剤治療に使用する薬はどのように選びますか?
卵巣がんの抗がん剤は、標準治療のなかから患者さん個々の状態に合わせて選択されます。それがTC療法やdose-denseTC療法などです。また、治療中にも効果判定を行い、腫瘍が十分に縮小していない場合は別の薬への切り替えを検討します。
抗がん剤治療はどの程度の期間続きますか?
初回治療の場合、卵巣がんの抗がん剤治療は約3~6ヶ月継続することが多いです。標準的なTC療法で3週間を1クールとし、計6クール行うとすると約4~5ヶ月になります。dose-denseTC療法でも同じく6クール前後ですが、週1回の通院が必要になるためスケジュールは多少タイトになります。
卵巣がんの抗がん剤治療中に仕事を続けることはできますか?
抗がん剤治療中でも、工夫次第で仕事を続けることは可能です。近年は入院ではなく外来通院で治療できるケースが増えており、働きながら治療を両立している患者さんも少なくありません。もちろん、治療が一段落すれば体力が回復して再びフルタイムで働ける可能性は十分あります。
まとめ

卵巣がんの抗がん剤治療について、ステージごとの治療法から代表的な薬の種類、副作用、費用、そして患者さんの疑問まで一通り解説しました。これらの内容は概要的な説明です。本記事が卵巣がんの抗がん剤を調べるきっかけになり、皆さんの疑問や不安を解消するきっかけになれば幸いです。

