
■「私のこと誘ってくれなかったよね」
娘が小学校に上がった頃(当時36歳)の話です。
私には同じ幼稚園から一緒の小学校に入るRちゃんママ(32歳)というママ友がいました。
小学校ではクラスが離れて不安だったのですが、私は人見知りをしない性格なのですぐに同じクラスのママ友と連絡先を交換していました。
入学してから1カ月たった頃、Rちゃんママからランチに誘われました。
「(私)さん、ママ友たくさんできたんでしょ? 私を誘ってくれなくなったよね」
そこでRちゃんママは唐突に聞いてきました。
「なにいってるのよ~」
「Nちゃんのママと一緒にいるのが楽しいの?」
突然の質問にびっくりした私に、Rちゃんママはさらに畳みかけてきます。
以前、娘を公園に連れて行ったときに偶然同じクラスのNちゃん親子に会い、そのまま遊んだ日がありました。
「あ! こないだ公園で偶然会ったんだけど、知ってた?」
「すごい楽しそうだったから声かけれなかったのよ~」
「声かけてくれればいいのに~」
「邪魔したら悪いから」
「そんなことないよ! 今度は声かけて!」
そこでこの話は終わったのですが、なんだかモヤモヤ。
その日のことはビックリしたけれど、その後も定期的にお付き合いをしていました。
しばらくして、私とRちゃんママはクラスは違うけれど、同じ学年委員になりました。
学年委員は定期的に集まり、3月の発表会の司会進行・飾り付け・準備などをする委員なのですが、この仕事の分担はクラスごとに分けることになりました。
私としてはRちゃんママが同じ空間にいて心強かったです。
集まりの時は必ず一緒に学校に行っていました。
年が明けて2月、全クラスで集まって最後の準備段階に入りました。
クラスごとに分かれて談笑していたとき、急にママ友の顔がこわばったのです。
私が振り向くと、そこには...。

