「血圧の薬と飲んではいけない薬」を服用してしまった場合の正しい対処法・改善法は?
血圧が低くなった場合には、楽な姿勢で横になり、安静を保ちます。めまいやふらつきが強い場合には医療機関を受診します。また、血圧が高くなった場合には、安静を保ち、血圧を繰り返し測定し、血圧が下がってくれば様子を見ることもできますが、動悸や胸苦しさが続く場合は、迷わず医療機関を受診しましょう。水分をしっかりとることが大切です。避けるものとして、アルコールやカフェインは摂取しないようにしましょう。
早く治すためには、飲んではいけない薬の種類や量を、正確に医師や薬剤師に伝えることが必要です。
「血圧の薬と飲んではいけない薬」についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「血圧の薬と飲んではいけない薬」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
血圧の薬はオレンジジュースと一緒に飲んでも大丈夫ですか?
大沼 善正 医師
オレンジジュースにはフラノクマリン類が含まれていないため、血圧の薬(Ca拮抗薬)と飲んでも問題ありません。ただし、ダイダイ、ぶんたん、はっさくなど一部の柑橘類にはフラノクマリン類が含まれているため、注意しましょう。また、Ca拮抗薬とグレープフルーツの飲み合わせは注意が必要ですが、ACE阻害薬・ARB、利尿薬など他の血圧の薬との相互作用は少ないとされております。
グレープフルーツを食べてどれくらい時間を開けたら血圧の薬を飲んでも問題ないですか?
大沼 善正 医師
個人差はありますが、グレープフルーツジュースの摂取後24時間は酵素活性が抑えられるとされています。そのため、最低でも24時間空けるのが望ましいと思われます。より安全をとるには、48~72時間空けるのがよいでしょう。
まとめ 血圧の薬と飲んではいけない薬はかかりつけ医や薬局で確認を
血圧の薬は飲み合わせにより効果が弱くなったり、強くなったりします。市販の薬と血圧の薬も注意が必要なため、分からない場合にはかかりつけの病院、診療所、薬局で確認するようにしましょう。また、いつも内服している薬が分かるように、お薬手帳を携帯するようにしましょう。血圧の薬と飲んではいけない薬は正しい知識で予防しましょう。
「血圧」の異常で考えられる病気
「血圧」から医師が考えられる病気は7個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
循環器系の病気
心筋梗塞狭心症高血圧低血圧肺動脈性高血圧
脳神経系の病気
脳卒中腎臓系の病気
慢性腎臓病高血圧は自覚症状がないですが、そのままにしておくと心筋梗塞、脳卒中、慢性腎臓病などの病気を引き起こすため、健康診断で指摘された場合や自宅血圧が高い場合には医療機関を受診するようにしましょう。
「血圧」と関連する症状・関連する症状
「血圧」と関連している、似ている症状は6個ほどあります。各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
関連する病気
心臓の鼓動を強く感じる
目がチカチカする
こめかみの血管が浮き出る
体が熱いが熱はない
ふらつく
立ちくらみ
一般的に血圧が高い場合には心臓や脳の病気をはじめとした多くの病気の原因になるため注意ですが、血圧が低すぎる場合にもいろいろな症状が出現することがあります。適正な血圧の値で安定していることを目標に生活習慣改善を進めていくことが重要です。
参考文献
高血圧|厚生労働省
「注意したいお薬の飲み合わせ | 今月のトピックス」(日本心臓財団)
グレープフルーツ以外にも注意したい食材|大阪国際がんセンター
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