トレーディングカード集めが趣味の夫に頼まれ、人気のトレカを購入するために行列へ並ぶことが度々あった私。断ると機嫌が悪くなる夫に、私は仕方なく協力していたのです。ある日、レアカードが当たったことで、今度はフリマサイトへの出品まで任されることに……。夫の趣味に振り回された末に起きた、思わぬトラブルの体験談です。
夫の趣味に付き合わされ、レアカードをフリマ出品
トレーディングカード集めが趣味の夫は、話題の新商品が発売されるたびに購入していました。「息子が喜ぶから」と夫は言っていましたが、実際には小学生の息子よりも、夫のほうが熱心だったように思います。
夫が仕事で買いに行けない日には、私が代わりに買いに行くこともありました。私自身はトレカに興味がなく面倒に思っていましたが、断ると夫の機嫌が悪くなるため、仕方なく協力していたのです。
ある日も頼まれて開店前から長蛇の列に並び、1時間待って抽選に当選。無事に購入することができました。仕事から帰ってきた夫が大喜びで開封すると、なんとレアカードが入っていたのです。
すると夫は興奮した様子で「これは高値で売れる! 今すぐフリマサイトで売ってくれ! 儲かるぞ〜」と言い出しました。
フリマサイトに登録していたのが私だけだったため、面倒な出品作業も購入者とのやり取りも私の担当になってしまったのです。相場を参考に6万円という高値で出品したトレカはすぐに売れ、「ほら、言った通りだろ? トレカ集めは投資なんだよ」と得意気な夫にモヤモヤしつつも、このまま無事に終わるだろうと思っていました。
まさかの返品…!?どこまでも人ごとな夫に限界!
しかし、トレカを発送し到着済みになっているにもかかわらず、購入者からなかなか連絡が来ず嫌な予感がしました。数日後、ようやく届いたメッセージには「カードに傷が付いているので返品したい」と書かれていたのです。
夫は「ちゃんと確認したから大丈夫なはず」と言いましたが、念のため出品時の写真を確認すると、確かに薄い傷が写っていました。
サイトの運営に問い合わせ、返事が来るまでの約1週間、トラブルがどうなるのかわからず落ち着かない毎日を過ごしました。それなのに夫は「運営が何とかしてくれるんじゃない?」と人ごとのよう。
私はついに我慢の限界を迎え、「トレカを買うのも売るのもあなたの趣味でしょう? これからは自分で最後まで責任を持って!」と初めてはっきりと伝えました。すると夫は黙り込み、しばらくしてから「全部任せきりにして本当に悪かった」と謝ってくれました。
その後、運営の判断で取引はキャンセルとなり、トレカは無事に返送されましたが、精神的にかなり疲弊してしまった出来事でした。
思わぬトラブルをきっかけに私は初めて夫に本音を伝えることができ、それからはトレカを買いに行かされることも、フリマサイトへの出品を頼まれることもなくなりました。夫は今でもトレカを購入しているようですが、売却するときは自分で店舗へ持ち込んでいるそうです。大変な思いをしましたが、結果的には夫に振り回されることがなくなり、自分の気持ちや不満をきちんと伝えることの大切さを改めて実感しました。
著者:野田綾香/40代女性。2015年生まれの娘と、2017年生まれの息子と、夫の4人暮らし。飲食店でのパート勤務。
イラスト:ふー
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)

