
スーパーのレジでアルバイトをしていた頃の実体験をもとに、接客現場で起きた出来事をコミカルに描くしゃけなかほいさん(@syake8989)。今回は「スーパーのレジでバイトしていた時の話~噂のお客様~(4)」を紹介する。混雑したレジで起きたポイント交換を巡る出来事は、スタッフならではの葛藤と、何気ない優しさの大切さを感じさせてくれる。
■混雑するレジで突然の「ポイントで」



店内が混み合い、レジには長蛇の列ができていたある日。会計時、お客さんから「ポイントでお願いします」と声を掛けられる。教育係から教わった手順どおり、しゃけなかほいさんは「かしこまりました。サービスカウンターで商品券に交換してきますので、少々お待ちください」と対応する。しかし、この店ではレジ担当がサービスカウンターへ行ってポイント交換を行う仕組みだったため、その間レジは完全に止まってしまう。列に並ぶお客さんを待たせる状況に、張り詰めた空気だけが流れていった。
■笑顔の裏で焦りが募る!
交換を終えてレジへ戻ると、お客さんは「あら、交換しなきゃいけないなら自分で行ったのに」とあっけらかんと言う。その言葉に笑顔で応じながらも、心の中では『嘘つけクソババア』と思ってしまったという。そんなやり取りを見ていた次のお客さんは、「レジも大変だね。ゆっくりでいいよ」と優しく声を掛けてくれた。「大丈夫ですよ!慣れているので」と返しつつも、その思いやりに心から救われたそうだ。
■列の視線が何より怖かった
当時を振り返り、しゃけなかほいさんは「夕方は皆が急いでいる時間帯です!きっと後ろに並んでいるお客さんは怒ってるんだろうな」と感じていたという。レジが数分止まるだけで隣のレジは2~3人進んでしまうため、「イライラしたお客さんのいるレジへ戻るのは、怖かったです」と率直な心境を明かした。
また、本当はレジを離れたくなかったものの、「数日前に教育係のおばちゃんにも言われ、以前のようにお客さんからクレームを言われるのも怖くなっていたので、そのように対応しました」と説明。混雑時は隣のレジにも影響が及ぶため迷いもあったが、決められた対応を優先するしかなかったという。
忙しい接客の現場では、何気ないひと言に心が沈むこともあれば、思いやりのある言葉に救われることもある。本作は、レジ業務の裏側にあるリアルな葛藤と、人の優しさが持つ力をユーモアを交えながら描いている。
■取材協力:しゃけなかほい
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