
反町隆史主演ドラマ「GTO」(毎週月曜夜10:00-10:54、カンテレ・フジテレビ系/FODほかにて配信)の第3話が8月3日に放送された。勇気を出して愛の告白をしたが玉砕した男子生徒を「ストーカー」「気持ち悪い」などとバカにした同級生たちに、英吉が「愛を伝えようとするヤツを、表面だけ見てバカにするようなことするんじゃねぇよ!」とついにブチギレた。(以下、内容のネタバレを含みます)
■50代になった鬼塚英吉が奮闘
藤沢とおる氏による同名漫画が原作の本作は、元・暴走族総長の教師・鬼塚英吉が、型破りな行動で生徒や学校の問題にぶつかっていく学園ドラマ。1998年放送以来28年ぶりに完全新作で“反町版”が連ドラ復活し、時代の流れと共に変わった学校事情や冷めている生徒たちに、50代になった鬼塚が立ち向かう姿を描く。「GTO」とは、「グレート・ティーチャー・オニヅカ」の略だ。
■英吉、男子生徒の愛の告白に協力するも失敗…
同級生の若槻琴音(梶原叶渚)に片想いしている吉田歩夢(川口和空)は、英吉や健太(森本陸斗)、結(稲垣来泉)の協力で“告白大作戦”を実行するが、何度も失敗。英吉の提案で、将来の夢を語って告白することになった。
歩夢は琴音の家のベランダの下から彼女に呼びかけ、出てきた彼女に、「“国連事務総長”になりたい」という夢とその理由を熱く語った。そして、英吉たちがホースで雨を降らせ、ドラマチックなシチュエーションを演出し、歩夢はびしょ濡れになりながら、彼女の好きな本「シラノ・ド・ベルジュラック」を引き合いに出し、「愛するロクサーヌとは結局結ばれなかったけど、それでもめげずに言う2つのセリフが僕は好きです」と、暗記したセリフを想いを込めて伝えた。そして2つめのセリフを伝えると、途中から彼女がそのセリフを続けた。
一生懸命に想いを伝える歩夢に心を打たれたのか、彼女が何か言いかけた時、たまたま通りがかった英吉のかつての教え子・マサル(山崎裕太)が「鬼っち、何やってんの?コレ、菊池が学校に来なかった時にオレたちがやったやつ(※1998年版「GTO」第2話参照)じゃん。懐かしいなぁ」と大声で近づいてきて、彼を阻止しようとする英吉たちとドタバタになって台無しに…。茶番だと感じた琴音は「2度と話しかけないで」と激怒してしまった。
あと一押しだったかも知れなかったのに…。事情を知らなかったとはいえ、マサルは罪なことをした…。
■「オマエの発言も行動も、今は全てがNG」
翌日、クラスのチャットルームでは、琴音から事のてん末を聞いた同級生たちが、歩夢をストーカー呼ばわりして気持ち悪いと書き込んだり、彼の夢をバカにしたり…。彼はフルボッコ状態になっていた…。
それを知った英吉は、自分は何を言われてもいいが、歩夢を叩くのは許せない、と憤慨するが、教頭の中丸(近藤芳正)に「オマエの発言も行動も、今は全てがNGなんだ!」と叱責され、「教師が1人の生徒の恋愛に首を突っ込むこと自体、問題外」と言われてしまった。
英吉は、副担任の実央(生見愛瑠)に、中丸の言う通りだと思うかと尋ねると、彼女は、「鬼塚先生みたいな人が、教師を続けられる時代じゃないと思う」と告げた。だが、「今度はどうするのか、興味はある」とも言うのだった。

■英吉、ついにキレる
英吉が教室に入ると、歩夢は欠席していた。彼は、生徒たちに「歩夢を応援したかっただけで、他の生徒でも同じことをした。みんなには青春を楽しんでもらいたいから」と語るが、彼らは相変わらずパッドから目を離さず、無反応…。
そんな状況に、英吉は「オレがここに存在しないと思いたいなら勝手にしろ」と告げた後、「ただな」と言葉を続け、歩夢は琴音を本当に好きで、勇気を出して自分の夢を伝えたのだ、と訴えた。そして「そんな想いをバカにして…。人を傷つける人間をオレは絶対許さなねぇからな!」と怒りをにじませた。
すると、琴音が「会ってからまだ2カ月なのに、私の何がわかるんですか?表面だけ見て、“好き”とか言われても迷惑って言うか…」と言った。
英吉は琴音に「アイツは表面だけなんか見てねぇよ」と言い、歩夢は彼女の大人にもちゃんとあいさつできて誰に対しても優しいところを心から尊敬し、好きになったのだと伝えた。
そして彼は、生徒たちに「愛を伝えようとするヤツを、表面だけ見てバカにするようなことするんじゃねぇよ」と改めて語るうちにヒートアップ。「歩夢は身の程知らずでもストーカーでもない。アイツが愛を告白したのは、好きな人を幸せにしたいからなんだよ!夢を持ったのは、世界中の皆を救いたいからなんだよ!それのどこがいけねぇんだよ!!」とブチギレた。
これまで“フィードバック制度”で高評価を得る為に、言いたいことも言えず生徒の顔色を窺うような言動を続ける英吉に寂しい思いをしていた視聴者は「鬼塚、キレたー!」と歓喜。「発言も言動も今は全てがNG」と言われても、彼には“鬼塚流”を貫いてもらいたい。

■「自分に冷たくしてどーすんだよ」
英吉の言葉は、毎回刺さるものが多い。今回も、歩夢が琴音にフラれた後、“国連事務総長”になる夢を「もう少し現実的になった方がいいかな、と思った」と諦め、自分には接客か販売の仕事が向いてそうだ、と言った時、「オマエが他人に優しいのもわかったし、ちゃんと物事を考えてるのもわかった。でも、そんなオマエが、自分に冷たくしてどーすんだよ。自分に期待しなくてどーすんだよ」と諭した英吉の言葉に励まされた視聴者も多かったはずだ。
一見、現実離れした無謀に思える夢でも、彼はバカにしたりせず、本気で応援する。思いを真剣に受け止め、寄り添い、味方になってくれる英吉に出会えた彼らはラッキーだ。

■英吉に「お仕置き」…?
歩夢は、失恋を乗り越え成長。そして、自分のあだ名を「事務総長」と決めた。「ケンケン」(健太)、「ゆうきち」(結)に続き、3人目の“あだ名を持つ生徒”が誕生。少しずつ英吉の思いが伝わった生徒が増える中、クラスチャットでは「鬼塚、はずそ」「鬼塚は存在しないことにしよう」に続き、「そろそろ鬼塚にはお仕置きが必要ですね」という不穏な“指令”が書き込まれた…。
◆文=鳥居美保


