妊娠中の美咲さんは、ある日夫の誠二さんから、会社の同僚の借金を背負わされたと聞かされ驚きます。誠二さんは借金を返すため、夫婦で貯めた貯金だけでなく、美咲さん個人の貯金まで全額使いたいと言い出しました。ひどく焦る誠二さんを不審に思った美咲さんが理由をたずねると、誠二さんは仕事を辞めたことを告白。さらに、このままでは家賃が払えないからと、義実家で同居しようと提案してきます。義母と相性が良くないため、同居を渋る美咲さんでしたが、誠二さんに強引に押し切られて渋々承諾します。その後、個人の貯金から20万円を差し出すと、誠二さんは「個人の貯金から出すのが難しいなら美咲の実家に頼れないかな?」と言い出しました。美咲さんの実家は一等地に豪邸を構えられるほど裕福な家ですが、誠二さんと駆け落ち同然で結婚したことが原因で、ほとんど連絡を取っていませんでした。自分の借金なのに美咲さんの実家にまで頼ろうとする誠二さんに、美咲さんは不信感を抱かずにはいられませんでした。
義実家での同居がスタート

自分が背負った借金なのに、なぜか私の実家からお金を借りられないかと聞いてきた誠二。確かに、私の実家は経済的に余裕があるほうですが、それと今回の借金は別の話です。突然大きな借金を背負うことになれば、誰だって不安になるのは分かりますが、誠二の言動には違和感を覚えざるを得ません。
そして引っ越し当日。義実家へ向かうと、義母が笑顔で「待ってたわよ~」と出迎えてくれました。しかしその腕には、見覚えのない子どもが抱かれています。

「えっ?誰の子?」と不審に思っていると、後ろから誠二が「大誠、妹の子なんだ」と言いました。その言葉を聞いた私は、思わず目を丸くします。誠二に妹がいるなんて一度も聞いたことがありません。ましてや、その妹に子どもがいることなど知るはずもありませんでした。

「え?妹いたなんて知らなかったけど?」そう返すと、誠二は一瞬言葉に詰まり「あっ・・・そうだよね、俺んちちょっと複雑でさ」と言いました。確かに、誠二は付き合っていた頃から家族の話をあまりする人ではありませんでした。私の実家のこともあったため、両家の顔合わせもしていません。

誠二の話によると、実は義母は亡くなった義父の再婚相手で、愛莉さんは義母の娘なのだそう。つまり、愛莉さんと誠二は腹違いの兄妹ということになります。しかし義母が再婚した頃には、誠二はすでに家を出ていたため、愛莉さんと交流する機会はほとんどなかったそう。すると義母が「美咲さんごめんなさいね、愛莉ちゃん今2人目を出産したばかりで、明後日には退院するの」と言いました。

それならそうで先に教えてくれてもいいのに。そう思いましたが、きっと義実家も愛莉さんの出産で慌ただしかったのでしょう。すると義母が続けて「愛莉ちゃんはシングルなの、美咲さんも子育ての予行演習だと思って色々手伝ってね!」と言ってきました。・・・やっぱり、義母とは合わない気がします。これから一緒に暮らしていけるのか、不安でたまりません。
妻に妹がいることを伝えていなかったなんて、少し怪しく感じてしまいます。家庭環境が複雑だったとしても、家族構成くらいは事前に話してくれてもよかったのではないでしょうか。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお

