
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、橋本ライドンさんが描く『幼人魚とお人好し』をピックアップ。
2026年6月25日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、3万件を超える「いいね」とともに多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、橋本ライドンさんにインタビューを行い、本作を創作したきっかけや今回の反響について語ってもらった。
■人間が人魚を捕獲!一攫千金を目論んでいたのだが…

“その肉を食べると不老不死になる”と噂の人魚を捕まえた人間は、一攫千金を狙い大きな鍋で煮込もうとしたのだが、人間のことを疑いもしない幼い人魚に良心が痛み、目論見を断念。さらに、謎の組織に狙われている人魚を見過ごせなかった人間は、そのまま二人で逃避行することを決める。
一方の人魚も人間のことを気に入り、ずっと一緒にいることを望んでいたのだが、二人が共に生きていくには大きな壁が立ちふさがっていて――。
本作を読んだ読者からは、「ふたりが幸せであり続けますように。」「二人に幸多からんことを。」など、人間と人魚の明るい未来を願うコメントが寄せられた。
■作者・橋本ライドンさん「大変多くの反応を寄せていただいている作品」

――『幼人魚とお人好し』はどのような着想から生まれた作品なのでしょうか?創作したきっかけや理由などをお教えください。
本作は2コマ漫画での連作になりますが、もともとは1本目だけの単発漫画のつもりでした。X(旧Twitter)に投稿した際に、思いのほか反応が良かったこと、私自身もかなり気に入っていたため、「続きが描けそうだな」と思って連作にしたのがきっかけです。
着想は「人魚の肉を食べると不老不死になる」という通説からです。そこから、人魚と人間のやり取りを描いてみたいと思いました。
それから「どんな人魚?」「どんな人間?」「2コマでちゃんとオチるのはどんなシチュエーション?」と連想して詰めていって、1本目ができました。その後は、「でもあんな人魚なら、せっかく逃してもらってもまた捕まるよね」と、人魚の幼さと人間のお人好しで損な性格を使って話を続けていきました。
――X(旧Twitter)のご投稿には、多くの“いいね”とともに、二人の幸せを願う読者からのコメントが多数寄せられていました。今回の反響への感想をお聞かせいただけますでしょうか?
『幼人魚とお人好し』は、X(旧Twitter)で自主連載をしていた頃に加え、まとめ投稿やKindleのレビューなど、大変多くの反応を寄せていただいている作品です。今回も何度目かの投稿になるのですが、改めて多くの反応をいただけて、本当に嬉しい限りです。
初めて読んでくださった方の反応ももちろんですが、すでに読んでくださっている方が改めてコメントをくださることも、読み返しても楽しんでいただける作品にできたのだな、と感じられて嬉しいです。
――ご投稿されているお話以降のストーリーの見どころや注目してほしいポイントをお教えください。
寿司屋の地下に案内されたふたりに突きつけられた現実は、ふたりの関係があまりにも不確かだということでした。
ただ好きになった人間と一緒にいたいだけの人魚と、ただお人好しで人魚の面倒を見る人間。けれど、生きる時間が違うふたりが、これからも一緒にいるためには、はっきりさせないといけないことがたくさんあります。
ふたりがどんなふうに考えてどんな選択をするか、その結果どうなるかをぜひ見届けて欲しいと思っています。
――毎日、2コマ漫画をご投稿している橋本ライドンさんですが、2コマ漫画の魅力や創作する上でこだわっていることなどをお聞かせいただけますでしょうか?
2コマ漫画の魅力は「思いついたらすぐ形にできる」ところかと思っています。2コマしかない制約の中で遊ぶのも楽しいです。逆に2コマしかないから描ききれなくて、連作にしてしまうこともたくさんあるのですが、そうやって漫画の種になるところも気に入っています。
こだわりは、「人に見せたい漫画」を描くようにすることです。自分が「これを読んでほしい」と思えるものを届けたいという気持ちを大切にしています。
――最後に、読者やファンの方へメッセージをお願いします。
いつも漫画を読んでいただき本当にありがとうございます。読んでくださる皆さんのおかげで描き続けることができています。これからも楽しみながらやっていくつもりなので、お付き合いいただけると嬉しいです。

