5歳の娘と電車に乗っていたときのことです。車内はガラガラだったのにもかかわらず、見知らぬ男性がなぜか私たちのすぐ隣にぴったりと座ってきたのです。
ガラガラの電車で男性が密着!?
あからさまに距離が近く、娘も「このおじさん、なんでこんなに近いの? 怖い……」と私に小声で耳打ちしながら、不安そうな顔をしていました。私が何度か男性のほうへ視線を向けても、席を移る様子はありません。それどころか、電車が揺れるたびに少しずつこちらへ体を寄せてくるように感じ、背筋がゾッとしました。 その瞬間、私は娘の頭を優しく撫でながら、車内に響くくらいの大きな声でこう言いました。
「大丈夫だよ!まだ熱は高いけど……。無理しなくていいのよ? 病院に着くまでもう少しだから我慢して頑張ろうね!」
娘が高熱を出していると聞き、「感染する病気かもしれない」と警戒したのでしょう。男性はハッとした表情になり、目を見開いて大慌てで立ち上がると、そのまま別の車両へと逃げるように走り去っていきました。 角を立てずに一瞬で距離を取らせることができ、心の中で「完璧な神回避!」とガッツポーズをした思い出のエピソードです。
◇ ◇ ◇
男性が去った後は、娘も「おじさん行っちゃったね」と安心した様子で一気に笑顔を取り戻してくれました。 この出来事を通して、違和感を覚えたときは我慢せず、相手を刺激しない方法で距離を取ることも大切なのだと気づきました。
著者:上田由香/40代女性・会社員/5歳の娘と夫がいます。仲良く過ごしている。
イラスト:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)

