玉森裕太“正樹”、“祐介”であることを思い出してほしいと願う森川葵“由梨”に「待っててください」<マイ・フィクション>

玉森裕太“正樹”、“祐介”であることを思い出してほしいと願う森川葵“由梨”に「待っててください」<マイ・フィクション>

 拒絶していた由梨への態度を軟化させ始めた正樹(玉森裕太)
拒絶していた由梨への態度を軟化させ始めた正樹(玉森裕太) / (C)ABCテレビ

玉森裕太主演の日10ドラマ「マイ・フィクション」(毎週日曜夜10:15-11:09、テレビ朝日系)の第5話が8月2日に放送された。由梨(森川葵)が夫・祐介である正樹(玉森)に、これまで伝えられなかった想いをあふれさせ、彼女の想いを知った彼の気持ちが変わり始めた。(以下、内容のネタバレを含みます)

■ “記憶”に隠された真実をめぐる、予測不能なサスペンス・ラブストーリー

本作は、平凡に暮らしていた男の“記憶”に隠された真実をめぐる、予測不能なオリジナルサスペンス・ラブストーリー。主人公・伊川正樹は、事故に遭い目覚めると、世界が一変。他人が“伊川正樹”として妻と暮しており、妻も同僚も町の人々も正樹のことを覚えていなかった…。その後、自分を取り巻く状況は二転三転。おかしいのは、自分か周りかこの町か。正樹は不可解な状況に追い込まれながらも、真実を追い求めていく。

■由梨を危険から遠ざけたい津村

由梨は、津村(野村周平)から、祐介に何が起きたのかは自分が調べるから何もしないでくれと言われたが、夫を取り戻したい一心で、正樹に拒否されても何度も「あなたは私の夫。思い出して」と会いに行った。

そんな中で、正樹の妻・真弓(宮澤エマ)が実は“石野奈々美”という名で、夫殺しの罪で10年の実刑判決を受けたが、それがえん罪であること、そして服役中に連れ出されて「ニューロヴァイスコーポレーション」という脳科学の研究をする企業に記憶を改ざんされて“伊川真弓”となったこと、また、真弓は“奈々美”の記憶を少し前から完全に取り戻していたことを知る。

だが、“二宮祐介”は、断片的な記憶は戻り始めてはいるものの、まだ“伊川正樹”の方が強い…。記憶の改ざんには思った以上に巨大な闇が潜んでいると感じた津村は、由梨を危険から遠ざけようと、祐介に何が起こったのかまだわかっていないし、もしかしたら何か過ちを犯したのかもしれないから、と改めて何もするな、と改めて警告するが、彼女は「奈々美はえん罪だった」と言って、聞く気が無い様子…。

津村は、最悪の場合、彼女の息子の賢人にも危険が及ぶかもしれない、と、賢人を盾にして「とにかく自分にまかせてください」と、改めて釘を刺すのだった。


■「あの頃に戻れるなら、私、何でもする」

しかし、それでおとなしくしている由梨ではない。ホテルに避難している正樹に、替えの下着を差し入れる口実で会いに行った。由梨がもう1つ紙袋を持っているのを見た彼は、「真弓の分まで…。すみません」と礼を言った。由梨は、真弓が“石野奈々美”だとわかった今も、彼が彼女を妻として想っているのだと知り、ガッカリしたような表情で「あぁ、はぁ…」と返事をした。

由梨は「少し話せますか?」と彼の部屋に入り、祐介であることを思い出してもらおうと、2人の思い出や賢人の成長を写したアルバムを見せた。写真を見せながら由梨は当時の思い出を語るが、正樹は思い出すことができず「そうですか…」としか言えなかった。

「すみません…」と謝る彼に、由梨は「あなたに何が起きているのかわからない。でも、そんなことどうでもいい」と言い、ずっと一緒に居られると思っていた、と、これまで溜まっていた想いを一気にあふれさせた。

「プロポーズしてくれた日、ずっと一緒に居ようって言ってくれた日…。何かイラッとしたんだよね。当たり前じゃん。何今さら言ってんの?って」と、突然タメ口で話し出した彼女に正樹は戸惑った。

由梨は今、“祐介の記憶をなくした伊川さん”ではなく、“夫の祐介”に話している。「賢人と3人、幸せに一緒に歳をとって、いつか賢人が独り立ちしたら、その時はまた2人で一緒に暮らしたい。ずぅーっと…」と語った後、由梨は彼を見つめながら「またあの頃に戻れるなら、私、何でもする。だからお願い。帰ってきて」と真摯に訴えた。
今でも真弓(宮澤エマ)を愛している正樹(玉森裕太)の心は複雑
今でも真弓(宮澤エマ)を愛している正樹(玉森裕太)の心は複雑 / (C)ABCテレビ


■「できることをやってみる。だから、待っててください」

正樹が、由梨の祐介に対する深い想いを聞いたのは、これが初めてだ。彼は自分が“伊川正樹”ではなく別人であることを認めたくなくて、由梨を避け、ろくに話をきこうとしなかった。だが、これほどまでに“二宮祐介”を愛していると知り、彼女の想いに応えてやりたいと思った。だが今の彼にとって、由梨は“妻”ではなく、まだ“よく知らない女性”なのだ…。

「巻き込んですみません」と謝った正樹に、由梨は、彼がまだ“祐介”として帰ってきてはくれないのだと察して落胆した。そんな彼女に正樹は、「自分、何に巻き込まれてるのか、わかってなくて…。でも、できることをやってみます。だから…待っててください」と告げた。彼は、やみくもに由梨を拒絶しなくなった。

由梨が正樹の部屋から出てくると、ドアの前には彼を訪ねてきた奈々美が。鉢合わせして気まずい2人…。ぎこちない会話の後、奈々美は由梨に「もう愛は無いから、安心して。嘘の思い出があるだけ」と告げた。

由梨は、奈々美の言葉を聞いて、しばらく沈黙。そして、「でも2年…」とつぶやき、何か言おうとしたが「いえ…」と、足早にその場を去った。「自分がつらかった2年間、あなたは私の夫と幸せだったじゃない」とでも言いたかったのだろうか。だが、それは、彼らのせいではない…。

由梨が持ってきた思い出アルバムには、祐介にプロポーズされた日の写真が無く、婚約指輪の写真だけが貼られ、「写真なくして、ごめん!」との彼女のメモが添えられていた…。それは何を意味するのだろうか…。視聴者の多くは、やはり由梨の夫は実際には祐介ではなく、彼女も記憶を改ざんされているのでは…と考察しているようだ。

◆文=鳥居美保
由梨(森川葵)の記憶も改ざん…?
由梨(森川葵)の記憶も改ざん…? / (C)ABCテレビ


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