32歳の優子さんは、次女・ゆいちゃんを出産したばかり。面会に来た母は、2歳でお姉ちゃんになった長女・まいちゃんや、帝王切開で生まれた次女・ゆいちゃんに対して「可哀想」と言い続けます。この「可哀想」は、優子さんが幼いころから何度も聞かされてきた母の口癖でもありました。一方で、弟・ノボルさんには「苦労させたくない」という過保護な意味で使われていて……。
母の過保護さに危機感を覚え、早くから家を離れて自立していったノボルさん。27歳になったノボルさんは、結婚を決めたことを家族に報告します。しかし母は、息子の幸せを喜ぶより先に、「相手に迫られたのでは」と彼女を疑い、ノボルさんをまた“守るべき存在”として見ようとしました。
そんな母の姿を見たノボルさんは、「彼女に失礼な態度を取るなら会わせない」ときっぱり伝えます。結局、彼女を実家へ連れていくことになりますが、母に対する不安はぬぐえません。そこでノボルさんは、優子さんと娘たちにも同席してほしいと頼み、いよいよ当日を迎えるのでした。
いよいよ息子の彼女と面会! 母の反応は?














ノボルさんの彼女・綾乃さんが実家へあいさつに来る日。母は家をきれいに整え、食卓には豪華な料理を並べていました。一見すると歓迎ムードのようですが、母の内心は敵意でいっぱい。ノボルさんに近づく相手として、綾乃さんを強く警戒していたのです。
やがてノボルさんが綾乃さんを連れて到着。綾乃さんが丁寧にあいさつし、にこやかに笑いかけると、気合十分だった母も一瞬押され気味になるのでした。
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子どもの大切な相手に会う場面では、親も緊張したり身構えたりすることがあるでしょう。ですが、会う前から「どんな人か見定めてやろう」と構えてしまうと、相手の良さや誠実さを受け取る余裕まで失ってしまいます。
新しい家族との出会いは、勝ち負けを決める場ではなく、子どもが大切にしている人を知る場でもあります。まずは先入観を持たず、目の前の相手の言葉や態度に目を向ける姿勢を大切にしたいですね。
著者:マンガ家・イラストレーター 山野しらす
