
直正也の同名漫画を古川雄輝と長野凌大(原因は自分にある。)のW主演で実写化した、ドラマ「普通の恋愛」(毎週木曜深夜0:58-1:30ほか、CBCテレビ、BS朝日ほか※FODほかにて配信)が現在放送中。このたび、ザテレビジョンでは、会社の上司と部下かつ恋人役を演じる古川と長野にインタビューを実施。役柄への思いや撮影現場での裏話などを聞いた。
■不器用な年の差カップルが“幸せ”を模索する物語
――同作では、過去のトラウマから「誰かと共に生きる未来などこない」と周囲と深く関わることを避けてきた36歳の上司・文原一良(古川)と、これまで人に恋愛感情を抱いたことがない24歳の部下・東慶伊(長野)が、自分たちにとっての幸せを見つけ出していく姿を描く。
古川:一良はすごく穏やかで周囲にも気遣いができるのですが、人との距離感が分からず愛想笑いをしたり、何よりも人目をすごく気にする人物です。そんな彼の心情が細やかに描かれているので、どうやって演じるかを楽しみにしながらクランクインしました。
長野:慶伊はあまのじゃくなところもあって、文さんに見せる姿と他の人に見せる姿がまた違うので、演じるのが楽しみでもあり、難しそうだからこそしっかり準備していかなきゃなと思いました。共通点もあって、心を開いた人には人懐っこいところは、僕自身も結構似ているかなと思います。
古川:長野くんは、クールに見えて人懐っこい。印象的だったのは、僕がどこに座っていても必ず横にちょこんっていたこと(笑)。
長野:それは無意識でしたけど、古川さんの隣にいればどうにかなると思っていました(笑)。現場に遅れることもないので(笑)。あと単純に、居心地がよくて。お話ししていて自然と引き寄せられていたのかなと思います。
古川:役柄上、撮影外でもある程度の距離の近さがないと駄目だなと思っていたので、そうやって隣に来てくださるのはとてもありがたかったです。僕、後輩に怖がられてしまうことが結構あるので、あまりみんな隣に座ってくれないんですよ(笑)。でも長野くんは、2日目にはもう隣にいて。それにはすごく助けられました。

■監督のおちゃめな一面を暴露「テストで見入ってしまって…」
――職人気質なスタッフがそろった現場は、士気が高い一方で、緩やかで心地のいい時間が流れていたという。
長野:石橋(夕帆)監督がテストで見入ってしまって、本番だと勘違いして「はい、オッケー」って(笑)。僕らはテストだと思っているから「えー!」となることが初日から何回かあって、古川さんが「10回間違えたら差し入れしてくださいよ」と冗談で言っていたら、僕がいない日に10回に到達したらしくて。本当に差し入れを頂きました。チャーミングな監督で面白かったです。
――12歳差の一良と慶伊が、世間の目や過去の恋愛、家族への告白など、同性同士だからこそ直面する現実的な課題に向き合い、不器用ながらも“恋人”としてのいとおしい日常を紡いでいく本作。
古川:普通とは何なのかということを考えさせられるような作品ではあるのですが、純粋に一良と慶伊の恋愛を楽しんで見ていただきたいなと思っています。かなりコミュニケーションを取らせていただいたので、2人の仲の良さが自然と役に反映されて、いい作品になっていると思います。
長野:登場人物みんな何かしらの葛藤や悩みがあるのですが、いろいろな役同士が絡み合って関係性を築いていく中で、ポジティブな方に向かっていく姿が描かれています。皆さんにとって、前に進むきっかけや、今の自分を愛し、許容するきっかけになったらうれしいです。
◆撮影=西村康/スタイリスト=竹上奈実(長野)/ヘア&メーク=赤塚修二(古川)、鈴木望恵扇(長野)/衣装協力=MARCUS COVINGTON、Mizuid(長野)
※「月刊ザテレビジョン9月号」より

