「どこにそんなこと書いてんのよ!」 切符の再購入を求められて逆ギレする客。駅員ペン助が直面した理不尽な現場【作者に聞く】

「どこにそんなこと書いてんのよ!」 切符の再購入を求められて逆ギレする客。駅員ペン助が直面した理不尽な現場【作者に聞く】

カスハラ客の理不尽なクレーム

ゴールデンウィークや行楽シーズン、旅行やおでかけで多くの人が利用する電車。賑わいを見せる駅の裏側では、日々さまざまなトラブルに対応する駅員たちの奮闘がある。

元駅員としての実体験をもとに、X(旧Twitter)やブログで動物キャラクターたちが織りなす駅員漫画を投稿している漫画家のザバック(@theback_blog)さん。今回は、駅の現場で実際に起こりそうな「切符の紛失」と「電車の乗り遅れ」をテーマにした2つのエピソードを紹介するとともに、近年の駅事情について作者のザバックさんへのインタビューをお届けする。

■切符紛失で「通して」とヘラヘラ。再支払いを求めると「態度が気に食わない」と怒鳴る客
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74-1 / 画像提供:ザバックさん

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74-2 / 画像提供:ザバックさん

ペンギン駅員のペン助のもとに、「ごめーん、切符なくしたわ。通してー」と軽いノリで声をかけてくる女性客。ペン助が「切符を紛失された場合は再度購入していただくルールになっています」と丁寧に説明すると、態度は一変。

「ふざけんな! どこにそんなこと書いてんのよ!」と店内で激怒し始める。ネットや規則にも明記されていることを伝え支払いを促すも、「あんたの態度が悪い、気に食わない」と理不尽な言い訳を並べて断固として支払いを拒否。あまりの身勝手さにペン助も呆れ果ててしまうのだった。


「時刻表の時間は電車に乗れる時間ではない」01
「時刻表の時間は電車に乗れる時間ではない」01 / 画像提供:ザバックさん

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02 / 画像提供:ザバックさん

また、別の日のホームでは、出発したばかりの電車を見送り息を切らせてやってきた男性客が登場。「今の電車、出発が早かったぞ!」と文句を言い出す。時刻表に記載されているのは「発車時刻」であり、その時刻にはドアが閉まって動き出すことをペン助から説明された男性客は、自分の勘違いに気づき呆然と立ち尽くすのだった。


■モバイルICや通学定期の進化。元駅員が語る、時代の変化と利用時のマナー

切符をめぐるトラブルも多い中、近年はスマートフォン等を利用したIC決済が主流になりつつある。こうした交通インフラの変化について、著者のザバックさんに話を伺った。

「最近だとモバイルICカード、つまりスマートフォンにICカードを入れて使っている方が非常に多いと思うんですが、驚いたことに今は通学定期券までスマホに登録することができるんですよね! 時代はどんどん変化していくので、私自身も置いていかれないようにしたいですね」

昔に比べてICカードの普及で切符自体の紛失トラブルは減りつつあるものの、乗車マナーや時間の捉え方など、利用する側が気を付けたいポイントは今も変わらない。

ザバックさんのSNSやブログでは、かわいらしい動物たちが社会の縮図のような駅の日常をコミカルに、時にはちょっぴりホロリと描いた作品が多数公開されている。おでかけの機会が増える季節、駅員さんへの感謝とともに一読してみてはいかがだろうか。


取材協力:ザバック(@theback_blog)
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