メグさんは、夫と小学3年生の息子・カイ、そして愛猫のまりんと暮らす主婦。同じマンションに住むカイの友だち・まさおくんのママが少し苦手です。一定の距離を置いて付き合おうと思っていた矢先、まさおくん一家が猫のリリーを飼い始めたことで、2人はたびたび関わるようになります。
しかし、生き物を飼う責任を軽く考えていたまさおくんママは、突然ペット不可の新居に引っ越すことを決め、メグさんに「リリーを引き取ってほしい」と頼んだのでした。
リリーを引き取ることになったメグさんは、あとから返してほしいと求められても応じないことを明確にするため、まさおくんのママに念書の署名を求めました。さらに、リリーが新しい環境に慣れることを優先し、まさおくんとひさおくんが会えるのは年に1度だけだと伝えました。
子どもたちは涙を浮かべながらも受け入れようとしましたが、母親は「子どもたちに罪悪感を抱かせた」と激怒。条件が気に入らないなら別の人に頼むと言い出し、連れてきたリリーを再び連れ帰ろうとして――。
無責任なママ友の心を動かしたのは…










まさおくんとひさおくんは、リリーを連れて帰ろうとする母親を泣きながら止めました。「カイのママなら、僕たちよりリリーを大切にしてくれる」と訴え、リリーをほかの人に渡すなら新しい家には行かないとまで言い切ったのです。
号泣する子どもたちを目の前にして、ようやくその悲しみの大きさに気づいたまさおくんママ。戸惑いながらも引き下がり、リリーをメグさん一家に託すことに同意しました。まさおくんたちも、リリーの幸せを考え、自分たちの手で別れを選んだのでした。
こうして、リリーは晴れてメグさん一家の一員になりました。以前の家では、ねだるたびに食事を与えられていたようですが、適切な量のフードを与え、運動を続けたことで、無事に標準体重に。新しい家族に見守られながら、まりんと一緒に穏やかな暮らしを始めたのでした。
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暮らしや家族の希望を優先したくなる場面でも、命の行き先を決める際は、その命が安全に暮らし続け、継続して世話を受けられるかを基準にする必要があります。感情だけで結論を急がず、その命にとって負担の少ない方法を関係者と話し合うことが大切ですね。
著者:マンガ家・イラストレーター あやかず男女の双子ママで猫好きです。ブログ「あやかずランド」とインスタグラムでマンガを描いています。

