「えっ…?」いじめっ子は相手の母親の顔を見に来る?SNSで共感多数「つよつよ母さん」作戦にいじめ抑止効果はあるのか

「えっ…?」いじめっ子は相手の母親の顔を見に来る?SNSで共感多数「つよつよ母さん」作戦にいじめ抑止効果はあるのか

発端は「金髪の“つよつよ母さん”」宣言

 「仕事辞めて金髪で“つよつよ母さん”になる」。2025年10月14日、SNSに投じられたとある母親の「決意」と「不安」が、深刻化するいじめ問題における保護者の役割について、大きな波紋を広げています。

 発端となったのは、とあるユーザーの投稿です。息子さんの小学校入学を控え、「派手な親だとイジメっ子が『このお母さん強そう』と思ってターゲットを外すのでは?」と疑問を投げかけ、自身が「金髪でつよつよ母さん」になることを決意しつつも、「イジメっ子が親を見極める」という話に不安を感じていると綴りました。

 この投稿は瞬く間に共感を呼び、「いじめっ子が母親の顔を見に来る」という観察結果を共有した別のユーザーのコメントなどもありました。「自分がいじめてる子の親にわざわざ参観時とかにこんにちは!〇〇ちゃんのママだよね!と話しかけに行く子。不思議だなと思ってたら『(いじめてても)大丈夫かどうか』を親の反応から見定めてるって聞いて震えた」という投稿には1.7万いいねの共感を呼んでいました。これらの投稿を機に、いじめに対する保護者の対応策と役割について活発な議論が巻き起こっています。

SNSで共有された「親の介入」成功体験

 「金髪でつよつよ母さんになる」という投稿のアイデアに対し、SNSでは親の存在感が抑止力になったとする成功体験が多数寄せられました。

 あるユーザーは「父が悪ガキに怒鳴りに行ったら『怖い親』と認識され、いじめが止まった」と報告。また、別の体験者は「ゴリマッチョおばさん風に振る舞っただけで効果があった」と、見た目や態度によるけん制が有効であった事例を挙げています。

 さらに、具体的な対応策も提案されています。ある投稿者は、子どもが集まる場で「意地悪したらおばちゃんに教えてね、とニコニコ言うと効果あり」と提案。別のユーザーは、いじめっ子たちに「目を見て『顔覚えたからね』と言ったら12人全員が悪口を止めた」と、親の毅然とした態度が即座に効果をもたらした体験を共有しました。情報管理で防ぐ方法として、「携帯メールを親が確認すると公言したら、いじめっ子からメールが来なくなった」という戦略的な対応を支持する声もありました。

 こうした体験談は、親が積極的に介入することの重要性を裏付ける形となっています。2002年に発表されたいじめに関する大規模な研究でも、学校や家庭における継続的な大人の介入がいじめを大幅に減少させる効果があると示されており、SNS上の声と一致しています。

配信元: LASISA

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