
小峠英二(バイきんぐ)と車好きのゲストが“試乗”最高のドライブへ向かう「小峠英二の試乗最高!」(毎週月曜夜10:00-、BSフジ)。ゲストが「昔、乗りたかったクルマ」と「今、乗りたいクルマ」の2台に試乗し、プライベート感たっぷりの車内トークでそれぞれの車にまつわる思い出を振り返る。8月3日の放送ではゲストにカンニング竹山が出演。ユーノス ロードスターとポルシェ911 Carrera GTSに乗り、“仕事へ向かう”という普段の何気ない風景に落とし込んだときの印象をじっくり味わう。単なる試乗というには“実感”に踏み込んだコースで、竹山が車への想いを語る。
■オープンカーの開放感に酔いしれる
東京都江東区の木場で待ち合わせた小峠と竹山。実は木場には竹山が通っている仕事先のスタジオがあり、「一刻でも早く来なければいけない」という気持ちから収録後に現地へ集合することになったそうだ。
竹山は免許を取ったタイミングこそ40歳と遅めだったものの、これまでにアルファロメオ・ジュリエッタ、マセラティ・クアトロポルテ、トヨタ・クラウン クロスオーバーといった名車を乗り継いできた車好きでもある。そんな竹山が憧れ続けた車…“夢の一台”として挙げたのは、ユーノスロードスター(1990年式)。高校時代に免許を取った友人が真っ先に購入したのを見て以来、「いつかは」と考えながら乗れなかった車種だという。
コンパクトなボディながら、後輪駆動のオープン2シーターという華やかさを併せ持ったスタイル。竹山が希望した深い緑のカラーは落ち着いた大人が乗るにもピッタリで、内装の鮮やかなタンカラーとの相性も目を惹く。2000年には2人乗り小型オープンスポーツカーとして累計生産台数のギネス世界記録に認定されたのも納得の、いまなお輝く名車と言える。
「今回あえてもう、オープンでずっと乗りたい」と竹山たっての希望を受け、周囲の注目を集めることも承知のストロングスタイルを決行。席に乗り込む前から大盛り上がりの2人だったが、コンパクトなボディとは裏腹に「窮屈じゃない」「ここ(頭上)の開放感はすごいよね!」と興奮が止まらない。
さらに走り出してからはエンジン音、乗り心地、開放感抜群ながら風が顔に当たらない快適さなどをほめちぎる2人。ふと小峠が「なんで40(歳)まで取らなかったんですか?」と聞いたところ、竹山は18歳で上京したころから「東京来ると免許がいらない。車も買えないし」など“車はいらない”と考えていた生活を振り返る。
しかし「ありがたいことに30歳ぐらいから忙しくなりだしてさ」と仕事の移動で車を使うために免許を取り、「将来は限定解除してマニュアル取りなおそう」とすっかりクルマ愛に目覚めたことを明かすのだった。
■“憧れのポルシェに乗る日常”をイメージできるか
ロードスターでたどり着いた東京タワーでは、謎の小峠ワンショットを撮影するために地面に寝ころんだ竹山。東京タワーを背景に大きく写すためとはいえ、尋常じゃなく奇妙な絵面だ。
そんなやり取りのあと、竹山が未来に乗りたい「次の一台」として登場したのがポルシェ911 Carrera GTS。その理由は竹山が「言うことなんでも聞く」と語るおぎやはぎの2人から勧められたからだそうで、今回は「本当に良かったら買おうと思ってる」と“ガチ試乗”のつもりでいると明かす。
伸びやかなプロポーションは息を飲む美しさで、竹山が「人生のなかでいつかはポルシェ乗ってみたいのもあるのよ!」と語るのも納得。ちょうどライトアップされた東京タワーがポルシェの車体に反射している角度を見つけて「たまんないね!」とはしゃぐ姿は“憧れ”が本物だと教えてくれる。
水平対向6気筒、排気量3591CC、最高出力541馬力、静止状態からわずか3秒で時速100kmまで加速できるというスペックを誇る同車。「初めて乗るわポルシェ」と興奮しながら左ハンドルの運転席に乗り込んだ竹山は、「包み込まれてるわ!」「ステアリングも握り心地が違うわ!」と出発前からなにもかもに感動していた。
ただ問題は「毎日通える車かなのよ」という点。毎日の通勤時にはマネージャーを乗せて自身が運転するという竹山だけに、見た目の憧れだけで決めるのは難しい。だからこそ“ポルシェサウンド”とも称される迫力のエンジン音に震えながら出発したあと、実際に街乗りしてみたときの操縦性の良さに驚く竹山。
ただ本気の試乗ということもあって口数が少ないのか、小峠からは「過去のドライブ史上一番しょーもないですね」「プライベートでやってくださいよ」と鋭いツッコミも。普段使いを考えてテレビ局を回る道を選択していることもあって、たしかに新鮮味は少ないかもしれない。
細くて人通りの多い道もクリアし、高速道路ではスポーツモードのパワーを体感した竹山。「良い車ってそれなりの理由があるね!」と子どものように喜ぶ竹山の言葉には、先ほどまでツッコミ続けていた小峠も深くうなずくのだった。
■価格以上の価値を感じた試乗体験
ポルシェの試乗後には、ほとんど夢見心地の顔で「マジ良かった」とこぼした竹山。2026年モデルは2396万円からと聞いても、「いいよ、俺3000万で買うよ」と芯まで惚れたことを明かす。ただこれに小峠が言った「600万お釣りがくるだけッスよ」という真っ当すぎるツッコミにはクスリとしてしまった。
今回竹山の試乗では、ユーノスロードスターのオープン感、そしてポルシェ911 Carrera GTSでも“竹山が乗っていいものか”という視点を大事にしていたのが印象的だ。お笑い芸人のなかでもさまざまなキャラクターがあるなかで、車格と自分が釣り合うのか…という点まで気にするのは恥ずかしさか、それともクルマ愛か。
夢の車に触れることで、過去を振り返り、未来を思い描く。試乗を通して人生そのものを走らせていく「小峠英二の試乗最高!」は、TVerやFODで見逃し配信中だ。

