
世界の気候変動に迫る人気シリーズ第14弾「地球クライシス 第14弾気候危機 転換への道しるべ」(夜6:00‐6:54、BS朝日)が8月16日(日)、23日(日)の2週にわたり放送される。今回は、日本初の世界自然遺産に登録された鹿児島・屋久島、その神秘的な魅力あふれる大自然を独自取材する。また番組ナビゲーターを務める松下奈緒からコメントが到着した。
■「地球クライシス」とは
世界の大自然に関するVTRを通して生物多様性の様子を見ながら、地球温暖化、気候変動について考える「地球クライシス」。第14弾となる今回は、1993年に日本初の世界自然遺産に登録されたを8月16日(日)、23日(日)の2週にわたって紹介。番組独自の取材映像を見ながら、屋久島に残された自然と気候変動によって直面する変化を明らかにしていく。
■前編ではウミガメたちの夏に迫る
8月16日(日)放送の前編は「屋久島 いのちの浜を守る!ウミガメたちの夏」をテーマにウミガメを特集。屋久島の海に潜ると見ることができる絶滅危惧種のアカウミガメは、温帯から熱帯の海に生息。
屋久島にはメスが多く集まり、5~7月の産卵期に永田浜で産卵。番組ではその産卵の様子を特別に取材。ライトは一切禁止、歩くのも困難な暗闇の中、赤外線カメラでアカウミガメの産卵の様子を撮影する。
その産卵にも近年変化が表れているという。アカウミガメの生存率にも影響するという気になる変化に迫る。その一方、アカウミガメを迎える屋久島の浜も近年の大型台風で砂浜が削られていた。危機にひんしている砂浜の現状、砂浜の飛散を防ぐための人々の努力なども紹介する。
■後編は屋久島の自然のありのままの姿を紹介
2週目となる、23日(日)放送の後編「屋久島 絶滅危惧種の宝庫 森が奏でるシンフォニー」は屋久島の森について紹介。屋久島の90%を覆っている森の中には推定樹齢2000年以上とされる縄文杉をはじめとする屋久杉が生育、同時にさまざまな生き物たちが息づいている。
取材班は屋久島の中心部へ。雨が多いため日本に存在する種類の3分の1以上が生息するというコケを紹介。自然のベースになっているコケから樹齢1000年を超える屋久杉など、太古の昔から存在する屋久島の自然のありのままの姿を紹介。
そんな屋久島を流れる川の流域に広がる亜熱帯の森には、照葉樹林が広がっていた。貴重な植物も数多く残っており、10分ほど歩いただけでも目にする絶滅危惧種、貴重な新種のランなども映像で届ける。しかし、その照葉樹林にも大雨によって危機が迫っていた。2024年の豪雨による被害、そしてそんな危機から森を守ろうとする人々の努力が明らかに。
そのほか、BBCの取材映像からブラジルのジャガーを保護するある取り組み、ケニアの野生のゾウと共生しようとする人々も登場する。
■松下奈緒のコメント
――今回は屋久島がテーマでしたが、行かれたことは?
行ったことはないです。今回の映像を見ると手つかずの自然というか、すべてがダイナミックで。まだ誰も知らない世界があるんじゃないかと思って、行ってみたくなりました。
――これまで屋久島にはどのようなイメージをお持ちでしたか?
簡単には行けない場所みたいな(笑)。どことなく神聖な場所というイメージもあり、山歩きに慣れていない私が簡単に行けるような場所じゃないと思っていました。でも、今日の映像を見るとトロッコがあったところを道として活かしていたりするので、VTRにも登場した森のエキスパートの方と行けば大丈夫かなと(笑)。森や自然を愛して環境のことを考えていらっしゃる方と一緒に行きたいと思いました。
――そんな屋久島のVTRで印象に残ったのは?
屋久島には絶滅危惧種の動植物が溢れていて、おそらくまだ知られていない絶滅危惧種もたくさんいるのではないかと。自然たちはこの気候変動をどう感じているのか。
何千年も前からある縄文杉などはいろいろなものを見てきただろうし、いろいろなことを肌で感じてきただろうし、それでも生きているというのはすごく強い生命力、パワーがあるからだと思います。
そんな大昔からあるものをこの時代で潰してしまうのは、絶対にあってはならないことだと思うし、現状のまま維持して壊さないことが大事なんだと改めて感じました。
――今回、屋久島を取材した制作チームの希望で、その雄大さや繊細さをゆったりと見せる上で何か音楽を付けたいと、松下さん演奏のピアノ曲「Raindrop」とともに紹介されました。
有難うございます。うまく映像とマッチしていてうれしかったです。
――屋久島は一般にも広く知られた存在なので、入りやすいテーマではないかと。
そうですね、放送時間も早くなりましたし。屋久島という耳慣れた場所なので現状を知って「行ってみたいな」と思ってくださる方も多いと思います。実感として身近なことだと思うので、より多くの方に見ていただきたいですね。
――身近な存在でもある屋久島ですが、今回は新たな発見もあったかと思います。
ただ美しいだけではなくて、この美しさを保つためにいろいろな活動をしている方もいますし、そんな自然を残していかなきゃという思いで見ると、見え方も違ってくるのかなと思いました。そういう思いを身近な屋久島を通して番組で伝えていきたいですね。

