
趣里が主演する木曜ドラマ「大空港~GATE24~」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系/TELASAにて配信)の第3話が8月6日に放送。旅客の子どもから“ダディー”と呼ばれた早見(眞栄田郷敦)が、過去と対峙しトラウマを乗り越えようとする姿に視聴者がくぎづけになっている。(以下、作品のネタバレを含みます)
■日本の境界線(ボーダー)で“最強の門番”として覚醒していく“GATE24”
本作は、日本の玄関口であり、外部からの脅威を防ぐ“最前線”でもある空港の“税関”と“入管”を舞台にした社会派・痛快エンターテインメント。各省庁から寄せ集められた個性あふれるメンバーが、内閣官房直属のスペシャルユニット・GATE24(Global Airport Task Enforcement)を結成。法律や制度、人情が激しく交錯する“日本の境界線(ボーダー)”で衝突しながらも“最強の門番”として覚醒していく姿を描く。
趣里が“比類なき観察眼”を持つ風変わりな税関職員・森万智を、眞栄田が入国審査官・早見圭一郎を、板垣李光人が税関職員・松山篤志を、柳葉敏郎が関東出入国在留管理局の首席審査官・深澤然を、松雪泰子が内閣官房国境管理改革室参事官・杉原美都里を演じる。さらに齊藤京子、奥貫薫、秋元才加、加治将樹、街田しおん、嘉島陸、西村直人、椿原愛、田辺誠一、吹越満らが出演する。
■危険動物脱走に子どもが誘拐…GATE24に二つの危機
ロッカーを開け仕事の準備をする早見が入国審査官のバッジを静かに見つめる。どこか浮かない表情だったが、思い立ったかのようにそのバッジを胸につけ、少し荒々しくロッカーを閉めた。そして早見は“GATE24”のオフィスに向かう。
旅客が到着し、万智(趣里)が荷物を確認していると、ある旅客の腹部に違和感を抱く。調べようとしたところ、ウサギが現れ逃げ出してしまった。感染症を持っている可能性もあることからGATE24は急きょ封鎖。乗客たちを別のブースに案内するが、幼い子ども・ルイス(柊エタニエル)を連れた篠宮文佳(凰稀かなめ)が入国させるように迫った。首席審査官・深澤然(柳葉)の判断で、万智たちは特別にこの2人を別室で対応する。
そこへ、外務省領事局の貴島英斗(小林虎之介)が警視庁国際犯罪対策課・井内崇也(吹越)らと突然訪ねてきた。貴島は早見の大学の同級生だというが、早見はどこか動揺しているようだ。貴島は、ルイスの父親・ジュリアン(厚切りジェイソン)から「息子が誘拐された」と連絡が入り、ルイスを保護するという。しかしルイスは、「ダディー、マミー」と言い、早見と万智にかけ寄った。
■早見、横柄な態度を取る貴島を諭すが過去のトラウマがよみがえる
貴島によると、ジュリアンはユナイティア連邦の政府高官で、日本人妻で絵本作家の篠宮冴子(陽月華)と離婚、ジュリアンがルイスの親権を持つことになり冴子は帰国。しかし、ジュリアンの留守中に冴子の妹・文佳がルイスを連れ去ったという。このまま母親に引き合わせればハーグ条約違反で国際問題に発展しかねない。
深澤や早見らが、貴島とリモートでつながったジュリアンと話していたところ、別室で井内らの事情聴取を受けていた文佳がルイスを探しにきた。画面越しのジュリアンを見た文佳が暴言を吐くと、貴島は正式な外交案件として処理すると冷たくあしらう。その態度に早見は、子どもを返還する判断をするのは外務省ではなく裁判所だと説くが、貴島は態度を改めない。そして早見の肩に手を置き「立場をわきまえろ」と吐き捨てた。早見の脳裏には法務省にいたときに同じセリフを言われたシーンがよみがえる。
この騒動で万智が一瞬、目を離した隙にルイスが姿を消してしまった。GATE24は、逃げ出したウサギとルイスの捜索に追われる。しかし万智がルイスのタブレットについていたキーホルダーの欠片を見つけ、居場所を察知した深澤と万智らがルイスを保護。ルイスが帰国するまで見守ることになった早見と万智は、ルイスから絵本を読んでほしいとタブレットを渡される。その中には母・冴子が絵本を読み聞かせる動画があった。
■ルイスの父が母に暴力をふるっていたことを知った早見が貴島に詰め寄る
母・冴子とその妹・文佳の証言で、ジュリアンが冴子に暴力を振るっていたことを知った早見は、貴島に詰め寄る。しかし貴島は「証拠がない」と、ルイスを帰国させるのは国のためで、組織にとって大事な判断だという。貴島は、その大事な判断を「分かってないからこんなところに飛ばされたんだろう」と早見のバッジをスマホで叩きながら突っかかった。
早見は法務省にいたころ、理不尽に苦しむ人たちを制度の力で救いたいと使命感に燃えていた。しかし、ある女性が長時間労働と上司からの圧力に苦しみ自ら命を絶ったことを、会社が握り潰した案件に目を付けた。ところが、その会社は法務省のOBが何人も天下りしていた会社だった。悩んだ末、早見が告発しようとしたところ、関東出入国在留管理局に出向。そのとき上司に言われたのが「立場をわきまえろ」という言葉だった。
帰国が迫ったルイスはタブレットを上手に操作し「帰りたくない」「パパはママをいじめてた」「パパに会いたくない」「ママに会いたい」と、早見と万智に伝えてきた。迎えに来た貴島が嫌がるルイスを抱き抱えると、ルイスは早見に「ダディー」と悲痛に叫ぶ。貴島がそのまま搭乗口に向かおうとしたとき、ルイスの手からタブレットが落ちてしまった。
■早見「“It's my call”(私の判断だ)」ルイスを守るため立ち上がる
早見は貴島を追い引き止めた。「入管のおまえには関係ないことだろう」と吐き捨てる貴島に、ルイスは自分の担当でここは自分の職場であるといい「これは俺の問題だ」と主張。そしてリモートでつながっていたジュリアンに英語で、ルイスがママに会いたいと言っていること、パパがママをいじめていると言っていることを伝え、今のまま帰国させるわけにはいかないと伝えた。
激怒する貴島とジュリアンをよそに、万智がルイスのタブレット内に動画を見つけたと早見に伝える。その動画には、ジュリアンが冴子に暴力を振るっている様子が映っていた。ジュリアンは捜索願を取り下げ、ルイスは無事入国。早見と万智たちは冴子に抱きつくルイスを見守っていた。そんなときルイスが早見に向かってグッドポーズ。万智に後押しされ早見もグッドポーズで笑顔を見せた。その光景は、冴子が書いた絵本「Super Daddy」のラストページに描かれていたシーンと同じだった。
■早見の感情が変化していく姿に「感動した」「間違いなくヒーロー」の声
いつも他人事だった早見が変化していく姿に「“It's not my call”(私には関係ない)。“It's my call”(私の判断だ)。ずっと関わらないようにしてきた早見くんが前を進んだ瞬間だったよね」「過去のトラウマを乗り越え、万智(趣里)の信念に触れ、自分の意思で『決断』を下す…責任を取る…感動した」「今回は早見の感情の変化すご」「早見、正義感が強いゆえに出世コースから外されてしまったわけね。でも、人としては間違ってなかったね。ルイス君にとっては間違いなくヒーローだったよ」の声があがる。
さらに「冒頭ロッカーシーンから魅入った。早見ひとりの神聖な時間。お仕事と向き合い、葛藤しているのが伝わる」「私には関係ない…自分の仕事だけを淡々とこなしていた早見くんと、過去の経験と向き合い、自分で判断して前へ進んだ早見くんでは、とても印象が変わったよね。自然と笑顔が出ていた…」「郷敦が自然と芝居をする中でやっていたのか、ルイス君の父親に思いを英語でぶつけてる時、自然と手まで動いてて、逆にそれが早見くんの感情がしっかり伝わってきたよね。とても印象的だった…」などの声も上がり視聴者がくぎづけになっている。
◆文=ザテレビジョンドラマ部

