若きダンサーが世界から集結 ケープタウンで開かれる国際バレエ競技会【南アフリカ】

若きダンサーが世界から集結 ケープタウンで開かれる国際バレエ競技会【南アフリカ】


南アフリカ・ケープタウンのアーツケープ劇場で、8月4日から6日まで第13回南アフリカ国際バレエ競技会が開かれています。アフリカ大陸を代表するバレエ競技会の一つで、南アフリカ国内だけでなく海外からも若いダンサーが参加します。

会場となるオペラハウスでは、クラシックバレエとコンテンポラリーダンスのソロに加え、デュエット、トリオ、グループ演技、振付部門まで幅広い演目が披露されます。客席からは完成された舞台作品を見るだけでなく、将来を目指す若者たちが審査へ挑む過程を間近に感じられます。


■ 年齢別に才能を見つける舞台

参加者は9~12歳、13~16歳、17~22歳の三つの年齢区分に分かれています。審査員は韓国、米国、英国、ベラルーシ、ロシアなど複数の国や地域から集まり、国際的な視点で演技を評価します。

競技会は2008年に設立され、感染症流行期のオンライン開催をきっかけに2021年以降は毎年開催されるようになりました。地域予選や動画審査を組み合わせ、ケープタウンまで移動しにくい若者にも参加の機会を広げている点が特徴です。


■ 冬の都市観光に加わる舞台芸術

南半球のケープタウンは今が冬です。夏の海辺とは異なり、劇場や美術館、レストランなど屋内の文化体験が街歩きの中心になります。市の観光機関も、バレエ競技会を8月の主要イベントの一つとして紹介しています。

競技会には、次世代のスターを選ぶだけでなく、各国の指導法や表現が出会う交流の場という側面があります。競技部門がソロだけに限られず、複数人の演技や振付にも広がっているため、身体能力だけでなく、相手との呼吸や作品づくりの力も見られます。

若いダンサーにとっては国際舞台への入口となり、観客にとっては成長途中の才能を見守る機会になります。チケットは一般の舞台公演と同程度の価格帯で、5歳以上が入場できるため、家族で芸術に触れる場としても利用できます。観光地として知られるケープタウンが、舞台芸術を通じてアフリカと世界を結ぶ都市であることも伝わる催しです。

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