わが家は車で30分ほどの距離に義実家があります。そのため、週末はよく顔を出していました。これは、子どもが生まれたばかりのある暑い日のことです。義両親から「夕飯を食べていきなさい」と声をかけてもらい、ありがたくお言葉に甘えることに。その日は天ぷらそうめんにしようという話になり、天ぷらは義母が揚げ、私はそうめんを茹でることにしたのですが……。
私の皿だけ、なぜか……理由を聞いてあ然!
そうめんを茹でて盛り付け終わった私は、あとは義母に任せることに。しばらくすると、義母が「できたわよー!」と声をかけてくれました。
食卓を見ると、義父と夫の前には、大きな海老天が2本も入った天ぷらの盛り合わせが並んでいました。義母のお皿にも、海老天が1本入っています。
ところが、私の目の前に置かれたお皿には、なぜか野菜の天ぷらだけ。「私の分、忘れられちゃったのかな?」と思い、波風が立たないように恐る恐る義母に「料理はこれで全部ですか? 持ってくるものがあれば、お手伝いします」と聞いてみました。
すると義母は、何でもないことのように言ったのです。「これで全部よ! あなたはダイエット中だから、天ぷらは少な目にしておいたわ」たしかにそのころの私は、産後の体形の変化を気にしていました。
けれど、自分で「ダイエット中です」と言ったわけではありません。勝手に“ダイエットしているから、食事は少なくていい”と決められてしまったことに、何とも言えない気持ちになりました。夫や義父も、特に何か言うことはないようで……。私はモヤモヤした気持ちのまま、そうめんをすすりました。
帰宅後、夫には「体形のことを理由に食べるものを決められるのはつらかった」と伝えました。夫はそのとき初めて私の気持ちに気づいたようで、「その場でフォローできなくてごめん」と謝ってくれました。
今でも天ぷらを見ると、あの日のことを少し思い出してしまいます。家族だからこそ、何気ないひと言や扱いで相手を傷つけてしまうことがあるのだと感じた出来事です。
著者:美咲 佐和子/30代女性/中学2年の1人娘を育てるアラフォー母。なぜかPTA役員に選ばれがち……
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
※AI生成画像を使用しています

