早押しクイズで”問題を1文字も聞かず”に正解して優勝…その真実を探っていく漫画が「気になりすぎる」と話題【漫画】

早押しクイズで”問題を1文字も聞かず”に正解して優勝…その真実を探っていく漫画が「気になりすぎる」と話題【漫画】

なぜ、問題を1文字も聞かずクイズに正解できたのか…?
なぜ、問題を1文字も聞かずクイズに正解できたのか…? / (C)小川哲/朝日新聞出版 (C)野田彩子/シュークリーム

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、原作・小川哲さん、漫画・野田彩子さんの『君のクイズ』(シュークリーム刊)。WEBマンガサイト「OUR FEEL(アワフィール)」で読むことができる。

本作は、映画化もされたクイズ小説をコミカライズした作品。漫画担当である野田さんは、『潜熱』(小学館刊)や『ダブル』(ヒーローズ刊)などを手がけている。

今回、漫画担当である野田さんが5月1日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、1000件を超える「いいね」が寄せられた。本記事では野田さんに、作品のこだわりなどについてインタビューをおこなった。

■早押しクイズ大会の決勝戦で起こった”前代未聞の出来事”とは…

主人公の三島は、”アマチュアクイズ界の王様”と呼ばれている青年。とある生放送の早押しクイズ番組で決勝の舞台に立ち、優勝を争っていた。7問先取りしたら勝利のルールで、ライバルである本庄との点差は6対5。だが終盤に来て同点まで追いつかれてしまう。そして7点目がかかった問題の出題直後、”問題文を1文字も聞かず”本庄が正解して優勝が決まった。本庄はなぜ"0文字押し"ができたのか、三島は真実を探し始める…

本作を掲載している”OUR FEEL”には「めちゃめちゃ面白い」「気になりすぎる」「原作既読勢ですが、これは漫画でもめっちゃ映えるだろうなぁ」「原作の良さのひとつを生かした見事な第一話」などのコメントが寄せられている。

■『原作小説の懐の深さ、媒体に合わせた再構成や潤色にあらためて「漫画版としてできることはなんだろう」と感じました』漫画担当・野田彩子さんが原作への熱い想いを語る
漫画・野田彩子さんにインタビュー
漫画・野田彩子さんにインタビュー / (C)小川哲/朝日新聞出版 (C)野田彩子/シュークリーム

――『君のクイズ』の漫画を担当されたきっかけや、当時のお気持ちをお教えください。

原作を雑誌『TRIPPER』掲載時に読んでいて、漫画化するならぜひ私がやりたいと思っていました。担当編集の神成さんから企画の打診がありました。私がQuizKnockを好きでクイズ大会に参加していることなどを打ち合わせで話していたことからお声がけいただきまして、好きなものは日ごろからアピールしておくといいことがあるな…と思いました。

――原作・小川哲さんの世界観を漫画で表現するにあたり、こだわったことがあればお教えください。

原作小説は主人公・三島の主観で書かれています。自分自身の感情や行動を言語化していく形式は一人称視点でありながら冷静で温度の低い雰囲気になるので、これまでの自作品よりも線を整えて描き込み量も抑えた画面作りを意識しています。内容については漫画はコメディ的な脱線が比較的入れやすいので(手書きのセリフやちょっとしたギャグなどを入れても次のコマですぐ本筋に戻れます)、自分の漫画のテンポ感に合わせつつ読み進めやすくするために原作小説よりも「ふざけ」が多いです。

私もクイズをやっているので三島が属している競技クイズの世界をより身近なものとして描写できるのではと思い、三島が大会に参加している様子などは少しずつエピソードやセリフを足しています。そうやってちょこちょこと盛っている部分はありますが、『君のクイズ』が舞台化・映画化と様々に展開している中で漫画版は基本的には原作の話の流れに沿って進めています。ただ、舞台と映画を拝見して原作小説の懐の深さ、媒体に合わせた再構成や潤色にあらためて「漫画版としてできることはなんだろう」と感じました。コミカライズが決まった際に原作者の小川哲さんが「自由に描いてください」と言ってくださったのでもっと漫画なり、私なりにできることはないか探っています。

――本作の中で特に気に入っている、または印象に残っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

5話の「ありが刀剣乱舞……」です。前段の続きのようになりますが漫画版は「作者(私)がオタク」という点も長所になりうると思っていて、『刀剣乱舞』は私も一時期プレイしていた+過去の仕事で漫画やイラストを描く機会がありましたので、原作での描写よりもっと派手に絵として登場させようという試みでした。絵を描けるのはコミカライズの大きな強みです。刀剣男士の皆さんはニトロプラスさんに監修していただいています。おかげさまでたくさんの審神者の方々に見ていただけました、ありが刀剣乱舞。

――今後の展望や目標をお教えください。

漫画版の存在をもっとたくさんの人に知ってもらいたいです。そのためにはもっと更新頻度を上げて人目につく機会を増やしたいところですが、作画スピードなどの問題でなかなか難しいです。同時連載の『行きましょうクイズ大会に』というエッセイ漫画では私自身のクイズ体験(大会に参加したり、サークルに入ったり)を描いているので、漫画版『君のクイズ』とともにクイズ界の裾野を広げることに少しでも貢献できるといいなと思っています。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。

読んでくださってありがとうございます!クイズをしながら次回更新を待っていてください!

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