
チャン・ナラ、チェ・ジニョク、シン・ソンロクが共演する韓国ドラマ「皇后の品格」(2018年、全26話)が、J:COM BS(BS260ch※全国全番組無料放送)にて8月10日(月)より放送される(毎週月~金曜、昼3:30-4:30)。そこで本記事では、架空の王室を舞台にスリリングな宮中ラブロマンスが展開する本作のあらすじや見どころを紹介していく。
■チュ・ドンミン監督×キム・スノク脚本家による至極のラブサスペンス
「私はチャン・ボリ!」「復讐のカルテット」の脚本家で知られるキム・スノクと、「リターン −真相−」のチュ・ドンミン監督がタッグを組んだラブサスペンスドラマ「皇后の品格」。韓国では最高視聴率17.9%を記録し、話数が延長されるなど当時大きな話題を呼んだ。
イ・ヒョク(シン・ソンロク)は、国民から絶大な支持を集める大韓帝国の皇帝。しかし、実際に宮中を仕切っていたのは太后カン氏(シン・ウンギョン)で、ヒョクはそのことに不満を抱いていた。そんなある日、ヒョクは秘書のミン・ユラ(イ・エリヤ)と密会し、泥酔した状態で事故を起こしてしまう。
ヒョクは、ミュージカル女優のオ・サニー(チャン・ナラ)の芝居を観ていたとごまかそうとするが、それをきっかけにヒョクとサニーの熱愛説が浮上する。ユラとの関係をよく思わない太后カン氏は、これを利用してサニーを皇后として迎え入れることに。一方、ヒョクの事故を目撃したことで命を狙われたナ・ワンシク(テ・ハンホ)は、復讐するために容姿を変え、チョン・ウビン(チェ・ジニョク)として王室の警備員になる――。
もし韓国に王室制度が残っていたら…という斬新な設定を軸に、復讐や裏切り、欲望、殺人事件の真相がスリリングに描かれる本作。先の読めないストーリー展開に加え、誰もが怪しく見えてくる皇室殺人事件の真相を追う過程が、視聴者を物語の世界へと引き込んでいく。

■逆境の中で成長するサニーと、心揺さぶる三角関係に注目
本作の見どころは、ミュージカル女優だったサニーが突然皇后となり、幾多の困難を乗り越えていく姿だ。憧れていたヒョクとの結婚で、夢のような人生を手にしたかのように思えたサニー。しかし、夫となったヒョクの裏切りや、命まで狙われる過酷な運命が彼女を待ち受ける…。やがて王室に隠された秘密や事件の真相を追い、自らの力で運命を切り開く強い女性へと成長していく姿にぜひ注目したい。
そんなサニーを演じるのは、ドラマ「運命のように君を愛してる」などで知られるチャン・ナラ。天真爛漫で愛らしいヒロインから、傷つきながらも信念を貫く皇后へと変貌していく姿を繊細に表現し、視聴者の共感を集めた。

さらに物語を盛り上げるのが、サニーを巡る三角関係だ。ヒョクへの復讐を胸に警護員となったウビンは、陰ながら何度もサニーを救い、命懸けで守り続ける。ヒョクの事故によって最愛の母を失った怒りや悲しみを抱えながら、復讐心とサニーへの想いの間で揺れ動く姿は、感情移入せずにはいられない。
一方、冷酷な皇帝・ヒョクも、サニーと関わるうちに次第に心境が変化。彼女を愛するようになってからは、不器用ながらも尽くそうとする姿を見せ、当初の印象を大きく覆していく。
サニー、ウビン、ヒョクの3人が織りなす複雑な感情が絡み合いながら、それぞれの人物が変わっていく過程が丁寧に描かれている本作。寡黙ながら情熱的なウビンを魅力的に演じたチェ・ジニョク、暴君から愛する女性に尽くす男へと変わっていくヒョクの複雑な感情を巧みに表現したシン・ソンロク、そして2人から想いを寄せられるサニーを演じたチャン・ナラ。この3人は揃って「2018 SBS演技大賞」最優秀演技賞を受賞した。


■韓ドラならではの“マクチャンドラマ”要素も満載
本作は、ドロドロとした愛憎劇が繰り広げられる“マクチャンドラマ”ならではの面白さも魅力の一つ。権力を得るために皇帝を操る太后カン氏をはじめ、皇后の座を狙うユラ、娘を次期皇帝に据えようともくろむソ・ガンヒ(ユン・ソイ)らが、それぞれ野望を抱き激しく火花を散らす。目的のためには手段を選ばず、状況に応じて手を組んでは裏切り、再び敵対するという複雑な駆け引きは、まさにマクチャンドラマの真骨頂と言えるだろう。
また本作では、憎らしさを感じるようなシーンもあれば、自らの策略によって思わぬしっぺ返しを受けるユーモラスな場面もあり、シリアスなだけでは終わらない痛快さも味わえる。予測不可能な出来事が次々と巻き起こり、登場人物たちの関係性や立場が大きく揺れ動いていく怒涛の展開が、視聴者を引きつけてやまない。
チャン・ナラ、チェ・ジニョク、シン・ソンロクら実力派キャストの熱演に加え、悪女たちによる泥仕合も見応え十分な「皇后の品格」。ロマンス、サスペンス、マクチャンドラマの要素が絶妙に融合した本作には、韓国ドラマの醍醐味が余すところなく詰め込まれている。


