
憑かれやすい体質を持つ主人公の周りには、常に悪霊が寄り付いてきていた。しかしその割に彼は困ってはいなかった。なぜなら、引き寄せていたのは幽霊だけじゃなく、八百万の神々もだったから…!!
今回は、本作「憑かれやすい男にはもれなく八百万がついてくる」を描いている漫画家の比内ハツ(@s_n_c_yha)さんに、本作についての話を伺った。
■陰キャの青年と陽キャの神様が織り成す奇妙な日常



本作「憑かれやすい男にはもれなく八百万がついてくる」の構想は、作者の比内ハツさんが「ホラー系の夢を見たのがきっかけ」と語るように、印象深い体験から生まれたものである。その夢の雰囲気を軸に設定を組み直し、物語の方向性が固まっていったという。
主人公の小林翔太について、「陽キャの発言をさばけるような陰キャがほしくなった結果にできた、後付けの主人公だったりします」と比内さんは明かす。さらに「小林は特異体質以外はごく普通の人間、という設定です。むしろ目立たない部類にしています」と語り、あくまで地味な存在として設計していることを強調する。「彼も初対面の陽キャ相手にはほぼ言葉がでないと思いますが、よく絡んでいる陽キャの神様には慣れているため、結構鋭いツッコミを入れられて主人公としてとても動かしやすいキャラです」との言葉どおり、神様との関係性がツッコミ役としての魅力を支えているようだ。
本作品は現在ブラッシュアップの途上にある。比内さんは「ネタは気に入っているものの自分の中では流れが悪い作品のため、無理なく描ける範囲のページ数に仕上げて講評してもらえるところに出したものとなります」と振り返る。編集者の意見を受けたことで、「詰まっていたところがうまく流れる感じで話が組みやすくなるうえ、より描きたい部分を強調する技術を考えることができる」と手応えを感じたという。
続編については、「得たアドバイスを参考に折を見て個人的に仕切り直し、あるいは一緒に作品作りをしてもらえるご縁をいただいたときにと考えております」と語り、作品をよりよい形へ育てたいという前向きな姿勢をのぞかせた。
取材協力:比内ハツ(@s_n_c_yha)
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