子ども2人を連れて、新幹線で帰省したときのことです。上の子は自分の席に座り、下の子はまだ2歳だったため、私の膝の上に座らせていました。大きな荷物に加えて、子どもたちのリュックもあり、座席上の荷物棚を使うつもりで乗車しました。ところが席に着くと、隣の席の方の大きなスーツケースが、荷物棚のかなり広いスペースを使っていたのです。私たちの荷物を置く場所はほとんどなく、仕方なく足元に置くことにしました。
子どものひと言で、声をかけることを決意!
最初は「少しの我慢かな」と思っていました。けれど、長時間の乗車だったこともあり、足元はどんどん窮屈に。子どもも座り直しながら、小さな声で言いました。「ママ、狭いよ~」
その言葉を聞いて、このまま我慢させるのは違うかもしれないと思いました。とはいえ、隣の方に声をかけるのは少し勇気がいります。けれど、荷物棚はみんなで使う場所。私はできるだけ穏やかに、「すみません、子どもの荷物を少し置かせていただいてもいいでしょうか」とお願いしました。
すると相手の方はハッとした様子で、「気づかなくてすみません。どうぞ使ってください」と言い、スーツケースを少し移動してくれました。さらに、そのやりとりを見ていた近くの方も「ここも少し空いていますよ」「ここもどうぞ」と声をかけてくれたのです。
思いがけず周囲の方まで気にかけてくれたことで、子どもたちのリュックも無事に棚へ置くことができました。足元に余裕ができ、私も子どもたちもほっとしました。
この出来事で、困っていることを我慢し続けるのではなく、丁寧に声を上げることの大切さを感じました。もちろん声をかけるのは勇気がいりますが、伝えてみることで状況が変わることもあります。
そして、近くにいた方のあたたかな気遣いにも救われ、周囲のやさしさのありがたさを実感した出来事でした。
著者:田中 美織/30代女性/4歳の息子と3歳の娘を育てる母です。家族旅行や帰省で公共交通機関を利用する機会が多く、子ども連れでも周囲に配慮しながら楽しく過ごすことを心がけています。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
※AI生成画像を使用しています

