ゴールデンから消えた心霊番組…なぜ心霊番組は放送されなくなった?消えたオカルトブームの裏でテレビ局が動いていた都市伝説【作者に聞く】

ゴールデンから消えた心霊番組…なぜ心霊番組は放送されなくなった?消えたオカルトブームの裏でテレビ局が動いていた都市伝説【作者に聞く】

「本物を使うと祟りが起きる」と話す女の子
「本物を使うと祟りが起きる」と話す女の子 / 画像提供:藤やすふみさん

昔から漫画を描くことが好きな藤やすふみさん(@y_asufumi100)は、X(旧Twitter)や投稿サイトにて短編漫画『都市伝説に求める女』を公開している。主人公のかごめが「こっくりさん」などの有名どころからマイナーなものまで、数々の都市伝説に遭遇する物語だ。今回は、作中から「心霊番組をやらなくなった理由」のエピソードを紹介するとともに、作者にその理由について話を聞いた。

■心霊番組が消えた理由:「本物の祟り」説 vs 「視聴率低下」説
「心霊番組をやらなくなった理由」01
「心霊番組をやらなくなった理由」01 / 画像提供:藤やすふみさん

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02 / 画像提供:藤やすふみさん

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03 / 画像提供:藤やすふみさん


かつてオカルトブーム全盛期には、お茶の間をにぎわせた心霊番組が、ゴールデンタイムから姿を消した。その理由については、さまざまな都市伝説が囁かれている。

下校中の小学生の女の子は、「本物を使うと祟りが起きる」と、おどろおどろしい雰囲気で語る。一方、男の子は「ブームが去って視聴率が落ちたんじゃ」と冷静に分析する。子どもたちは「現代でも心霊番組をもっとやってほしー」と叫びながら家路につく。

ちょうどそのとき、祓い屋の男性が電話をしながら二人のそばを通り過ぎる。電話先の男性は「ゴールデンに心霊番組を復活させたいんや!」と熱心に語り、この祓い屋に大量の心霊写真を渡していたのだ。

心霊写真は「6割が合成、3割が気のせい、残りの1割が本物」と言われている。ほとんどは偽物だが、有名な心霊スポットの写真など、なかには本物もあるという。男性が受け取った写真の中の1枚には、恐ろしい化け物が映っており、男性は衝撃を受けてしまう。

■作者が考える心霊番組が消えた理由

テレビで心霊番組を放送しなくなった理由について、藤やすふみさんは「科学の発達とインターネットの普及により、真偽を見分け易くなった結果ではないか」と推測する。もしくは、「世の中が明るい話題を好んでいるからかもしれない」とも語った。

個人的には心霊番組が好きだという藤やすふみさんは、「個人的にはもう少し多めに放送してもらいたい」と願望を明かした。

『都市伝説に求める女』は、ホラー要素とユーモアが混ざり合った短編漫画だ。都市伝説やホラーに興味や関心があれば、ぜひ一度読んでみてほしい。



取材協力:藤やすふみ(@y_asufumi100)
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