
4歳の息子を持つ無垢さん(仮名)は、販売接客の経験がある派遣スタッフだ。店舗側は経験者かつフルタイム勤務が可能な人材を派遣会社に希望し、彼女が着任した。小さな子どもがいることに一抹の不安はあったものの、面接時に「土日祝日の勤務も可能で、遅番も問題ありません。子どものことは同居している義母や時間の融通が利く夫が見てくれるのでフルタイムで働けます」と言い切ったことで採用が決まった。しかし、これは真っ赤な大嘘だった。




■問題行動の連続と、店に乗り込んできた過保護な夫
数々の問題行動を起こす無垢さんに、店側は契約通りの勤務を促していた。ところが、本人はそれを「パワハラ」「いじめ」と受け取り、夫に「よってたかってパワハラされた」と言いつけてしまう。その結果、夫が「こんなことしてただで済むと思ってんのか?」と店に乗り込んでくる事態に発展した。
本作『天然非常識、無垢さん』を描いたのは、ブログで漫画を公開しているゆき蔵(@yuki_zo_08)さん。アパレル業界で約10年の接客経験を持ち、実体験をベースにした『女社会の知られざる闇。』や『ないものねだりの女達』などを連載している。
ゆき蔵さん自身も、電話でのクレームや、営業中の店に妻を迎えに来たこの夫に直接対応した経験があるという。配偶者が職場に乗り込んでくるのは珍しいケースだが、夫は妻に対して過保護すぎたのだと推測している。
■店長の痛快な反論「奥様は“派遣”ですよ?」
無垢さんは、ミスを注意し客へのフォローを教えた際にも「社員さんが対応したほうが早いですよね?」と言い放つなど、無責任にもほどがあるかなり厄介なタイプだった。「悪気がない悪が一番の悪」だとゆき蔵さんは振り返る。
「本社に連絡いれてやるからな!覚悟しとけっ!!」と息巻く夫に対し、店長は冷静に「奥様は“派遣”ですよ?」と諭す。「そもそも弊社の社員ではありません」「抗議するなら所属している派遣会社に連絡を入れるのが筋です」と理詰めで追い詰めていく様子は圧巻だ。結局、この派遣スタッフの処遇はどうなってしまったのか。ぜひ最後まで読んで見届けてほしい。
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