
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、SNSに創作漫画を投稿しているタマイ夕さんの『柴犬の騎士とキノコの炭鉱』だ。
同作はタマイ夕さんが手がける『柴犬の騎士』シリーズの一作で、柴犬の騎士による冒険がコミカルに描かれている。以前タマイ夕さんのX(旧Twitter)にポストされると、合計2000以上の「いいね」を獲得。そこで作者のタマイ夕さんに、同作を描いたきっかけについて話を伺った。
■バケモノだらけの炭鉱で調査開始

ある日、調査のために炭鉱に向かっていた教団御者と馬車に乗る柴犬の騎士、なんでも屋の単眼バケツ、そして、その他の傭兵たち。道中で行商人が営業にやってきて教団御者は断ったものの、柴犬の騎士や他の傭兵たちが各々の欲しいものを購入する。
一気に商品が売れて早々に店じまいができる行商人はお礼に、城壁を破壊する生物兵器“破城槌(はじょうつい)”の幼虫をプレゼント。しかし、そのうち危険な存在になるため、柴犬の騎士が「殺しとこ」と処分しようとする。
すると、身の危険を感じた幼虫は絶叫し、その声を聞いた破城槌が猛スピードでやってきて…。読者からは「ギャグもありながらワクワクする展開で目が離せなかった」「スピード感がすごい」などの声が上がっていた。
■作者・タマイ夕さん「どちらから読んでも困らないよう心がけました」

――『柴犬の騎士』シリーズを創作したきっかけや理由があればお教えください。
『柴犬の騎士』は10年くらい前に夢の中に出てきた剣と盾を持った二足歩行の犬で、目が覚めた時に「このキャラはなんか良いな」と思ってメモとして残したのが始まりです。
そして、せっかく剣と盾を持ってるなら、もともと好きな『ゼルダの伝説』とか『ドラクエ』や『ファイナルファンタジー』のような世界観を作って、そこで冒険させたいと思い描き始めたのが漫画を作成するきっかけでした。
――『柴犬の騎士とキノコの炭鉱』を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。
今回の漫画は昨年コミティアで発行した『柴犬の騎士と鐘のない鐘楼』の続編ではありますが、どちらから読んでも困らないよう心がけました。
別の回で出てきた特有の固有名詞などが出て「なんの話?」となったり、専門的な知識が前提として必要だったりして困らせないよう、基本的には子供が難しい予備知識がなくても読んで楽しめるように意識して描きました。
それはそうと私はゲームが好きなので、前述した『ゼルダ』や『ドラクエ』などのゲームっぽいギミックや謎解きのあるあるネタみたいなことは私が描いてて楽しいので取り入れています。なので、そういうゲームに全く触れたことがない人には親切ではないかもしれませんね。
――『柴犬の騎士とキノコの炭鉱』のなかで 特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共に教えてください。
序盤、破城槌に襲われて追いかけられるシーンが気に入ってます。みんながワーワー騒いでるアクションシーンは描いてて楽しいですし、私は大型車など大きい物が勢いよくぶつかって派手にブッ壊れたり爆発したりするのが大好きだからです。
ただ、そこにページと時間を割きすぎてしまい、もともと描きたかった後半の炭鉱での謎解きシーンをかなり圧縮しなくてはならない事態に陥ります。でもそれはそれでコンパクトにまとまって良かったです。
――今後の展望や目標をお教えください。
主にコミティアへの参加をモチベーションに漫画を描いてますので、今後も『柴犬の騎士』のおはなしの続きを描いて発表できたらいいなと思ってます。コミティアには数年前から参加しはじめたのですが、すっかりハマってしまいました。また新刊をひっさげて参加し続けたいです。
――読者へメッセージをお願いします。
今後もXで描いたものを好きにアップして、自分が楽しむ目的で漫画を描いていきたいと思ってます。良かったら見てやってください。コミティアなどのイベントにも今後積極的に参加していく予定です。

