1.めがねうさぎ
引用元:『めがねうさぎ』(作:せなけいこ/ポプラ社、1975年2月発行)(ポプラ社公式サイト)
山でめがねをなくしてしまった、うさこ。夜の山道で、おばけが脅かしにやってきますが、目が悪いので全然気づきません。怖がってほしいおばけは、自分の姿をはっきり見てもらうために、うさこのために一生懸命めがねを探してあげることに……。
いつもは怖がられるおばけが、なんだか健気でかわいそうに見えてくる、とってもユニークな一冊です。
◆アートな見どころ
暗い夜の背景に、うさこのチェック柄のワンピースがパッと映えてとってもキュート!うさこの服は、鎌倉にある文具店の包装紙から作られていると知ると、見るのがもっと楽しくなりますよ。
2.おばけのてんぷら
引用元:『おばけのてんぷら』(作:せなけいこ/ポプラ社、1976年11月発行)(ポプラ社公式サイト)
うさこが家でてんぷらを揚げていると、おいしそうな匂いにつられておばけがやってきます。つまみぐいをしようとしたおばけは、足を滑らせて、てんぷらの衣の中にドボン!
気づかないうさこは、そのままおばけに衣をつけてしまって……。まさかの展開にドキドキする、かわいいおばけのお話です。
◆アートな見どころ
こんがり揚がったてんぷらの、おいしそうなこと!温かみのある色使いが、物語全体をハッピーな雰囲気で包んでいます。
