せなけいこのおばけ絵本|怖いけど癖になる名作5選

3.ばけものづかい

bakemonodukai引用元:『ばけものづかい』(作:せなけいこ/童心社、1974年7月発行)(童心社公式サイト)

ばけものが出るという評判の屋敷に引っ越した、おじいさん。ろくろっ首や大入道といった日本の妖怪たちが次々と脅かしにきますが、おじいさんは全く動じません。

怖がるどころか「ちょうどいい、肩をもんでくれ」と、妖怪たちを手下のように扱ってしまいます。妖怪を労働力としか見ていないおじいさんと人間臭く見えてくる妖怪たちのやり取りに、思わず笑ってしまうはず。

◆アートな見どころ
むっとしたおじいさんと慌ただしく動き回る妖怪たちの対比がとってもコミカル。困り果てた妖怪たちの表情やポーズの一つひとつに、なんとも言えない愛らしさがあります。

4.くずかごおばけ

kuzukagoobake引用元:『くずかごおばけ』(作:せなけいこ/童心社、1975年8月発行)(童心社公式サイト)

もしも、くずかごの中に世界があったら……。

何でもポイポイ捨てる女の子が、ある日くずかごの中に引きずり込まれてしまいます。くずかごの世界で、捨てたモノたちに追いかけられることに。

「すてたのは、だれだ!」という叫びに、思わずハッとさせられる絵本です。

◆アートな見どころ
怒った顔の魚や人形、草履など、擬人化されたモノたちのキャラクターデザインが秀逸!不気味だけど、どこかユーモラスで目が離せません。

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