大腸カメラを受けた後に、腹痛を感じたり倦怠感を覚えたりすることはありませんか? 検査後の症状で、受診した方がいいのか悩むこともあるかもしれません。今回は、大腸カメラ後に注意すべき症状について、「街のクリニック」の土屋先生に解説していただきました。

監修医師:
土屋 喜一(街のクリニック)
日本医科大学卒業。その後、日本医科大学付属病院、会津中央病院、横須賀市立うわまち病院(現・横須賀市立総合医療センター)、たちばな台病院などで外科医として経験を積む。2018年、神奈川県横浜市に位置する「街のクリニック」の院長に就任。医学博士。日本外科学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本消化器病学会専門医、日本消化器外科学会認定医。
編集部
反対に、「これは普通じゃない」と判断すべき症状には、どのようなものがありますか?
土屋先生
「強い腹痛」「出血が止まらない」「高熱」「吐き気が続く」といった症状は要注意です。特に、歩けないほどの痛みや冷や汗を伴うような腹痛がある場合は、腸に穴が空く穿孔(せんこう)の可能性もあるので、できるだけ早めに受診しましょう。
編集部
出血はどの程度まで様子見で大丈夫なのでしょうか?
土屋先生
内視鏡検査に伴ってポリープを切り取るなど、出血するリスクのある処置をおこなったときは、出血の可能性があります。検査後、初めてのお通じではトイレットペーパーに血液がつくことは珍しくありません。しかし、その後も出血の程度がどんどん悪くなる、心配になるほど大量の血液が出た、ふらつくなど貧血の症状が出るといった場合には、早めに医師に相談してください。
編集部
時間が経ってから症状が出るケースもありますか?
土屋先生
はい、あります。特にポリープ切除後の出血や穿孔は、検査の翌日以降に発症することもあるため、「終わったから安心」と油断せず、2〜3日は体調をしっかり観察することが大切です。少なくとも1週間は激しい運動を避けましょう。
編集部
ちょっとした痛みでも我慢しない方がいいのでしょうか?
土屋先生
基本的には「我慢せずに相談を」と考えましょう。小さな違和感でも、異常の兆候である可能性はゼロではありません。これくらい平気だろうと放置せず、気になる場合は医療機関に連絡してください。
※この記事はメディカルドックにて<「大腸カメラ」の後に腹痛や倦怠感… 原因・受診すべき症状・対処法を医師が解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
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