【セイコー】が手がける次世代育成プロジェクト“時育”とは?
セイコーグループは、未来を担う子どもたちの成長を応援する「時育(ときいく)」という活動に力を入れています。“時”の大切さを知り、自分で考える力を“育んでいく”ことで、子どもたちの笑顔あふれる未来につなげたい──そんな願いが込められています。

【セイコー】ならではの本物にふれる体験を通して、子どもたちの感性や心を育む“わくわく”の時間。この取り組みは、日本国内にとどまらず、世界へと広がりを見せています。
今回我が家が参加した【セイコー】わくわく時計教室 日時計(ひどけい)編も、そんな時育の一環として開催されたものでした。
始まりは、ミュージアムから! 時計の歴史に触れて“日時計づくり”に挑戦
世界の名だたるブランドが軒を連ねる、銀座の並木通り。その一角にある「セイコーミュージアム 銀座」から、今回の体験が始まりました。

外観からすでに洗練された空気が漂うミュージアム。館内に一歩入ると、銀座らしい静けさと品のある空気にふわっと包まれます。まるで“時”をゆっくり味わうような、心地よくてちょっと特別な空間がそこに広がっていました。
8階の会場では、まず【セイコー】の歴史や時計の進化についてじっくり学ぶ時間からスタート。今回つくる「日時計」についても、そのしくみや歴史を学びます。

日時計は、地球に初めて誕生した、いわば時計のルーツともいえる存在。約7000年前に人類が農業を始めたころ、太陽の動きや影をヒントに、時間を計る工夫が生まれたとされています。棒などに太陽光が当たってできる影の位置を読み取り、時刻を知るしくみなんだそう。そんな昔から“時計”の考え方があったなんて、ちょっとビックリですよね。
続いて、ミュージアムの展示エリアを見学。最初に足を踏み入れたのは、「精巧な時間」がテーマの4階フロアです。

こちらでは、【セイコー】の時計づくりの進化を、実物を見ながらたどることができます。日本初の目覚まし時計や、世界初のクオーツ式腕時計など、“時”にまつわる偉業がズラリ。なんと、日本初のテレビCMも【セイコー】! その貴重な映像に、息子は釘付けになっていました。
お次は、3階のフロアへ。テーマは「自然が伝える時間から人がつくる時間」。

太陽や水を使った昔の時間の知り方から、機械式時計、そして日本独自の“和時計”まで、時計の進化をたどる展示が並びます。息子も「こんな方法で?」「飾りが主役みたい!」と驚きながら、思わず足を止めて見入っていました。
8階の会場に戻ってくると、いよいよ日時計づくりに取りかかります。

「時計づくりってハードル高そう……」なんて密かに身構えていたのですが、実際は型抜きシートを使ったシンプルな工程。

パーツを外して折り目をつけて、差し込むだけ。子どもでも迷わず取り組める手軽さがうれしいところです。
仕上げは、文字盤になる台紙に好きな絵を描く時間。

「何を描こうかな……」と悩んでいた息子も、ひらめいた瞬間、色鉛筆が迷いなく台紙の上を走り出しました。おー、これは楽しそう♪

描き終えたら、好きな色の色鉛筆を中央の穴に通して、後ろの穴に差し込めば完成です。
こちらが息子の手がけたオリジナル日時計!

「とけいもん」と「みにとけいもん」。時計にちなんだオリジナルキャラもひょっこり誕生し、世界にひとつだけのユニークで可愛い作品が出来上がりました。
