リコちゃんママは、娘・リコちゃんと夫の3人で暮らしています。
ある日、SNSを開くと、同じ習い事のママ友・ヤバ谷さんが投稿した動画を見つけます。多くの「いいね」が集まるその動画には、数秒間だけリコちゃんの姿も映り込んでいました。
さらに、ダンス教室の名前や自宅近くの公園まで分かる内容だったことから、投稿の削除をお願いすることに。しかし、ヤバ谷さんからは「次から気をつけます」という返事が届き、削除してもらえません。
ヤバ谷さんは、リコちゃんの写り込みについて「悪かったけど、わざとじゃないし投稿を消すほどではない」「リコちゃんなんて、親以外誰も見てない」と考えており、投稿を消す気はありません。さらに「真里はダンサー目指してるから、顔出しOKなんだ」と返信が届き、話が伝わらず困惑します。
帰宅した夫に、リコちゃんママは経緯を伝えて動画を見てもらいました。夫は、ヤバ谷さんが最悪の事態を想定してもらえるよう伝えるべきだと告げ、「実際にあった事件を伝えよう」とネット検索を始めます。
夫に背中を押されたリコちゃんママは、動画を消してもらえるよう再度メッセージを送りました。
SNS特定事件を知ったママ友……それでも










リコちゃんママから送られてきたメッセージを受け、SNS投稿から住所が特定され子どもが狙われた事件の記事を読んだヤバ谷さん。
「普通に恐怖だわ……」と、その内容に怖さを感じたものの、「こんな事件は滅多に起こらない」と、自分には関係ないことだと考えます。
その一方で、何度も動画の削除をお願いしてくるリコちゃんママに対しては、「消せ消せしつこい」「心配しすぎ」と感じるように。
投稿した動画は「いいね」が1万件に届きそうな勢いでした。しかし、一度動画を削除したり編集したりすると、これまで集めた「いいね」が失われてしまうため、「たかがママ友のために、絶対消すもんか!」と動画を削除しない選択をしていたのでした。
▼身勝手な理由で、動画の削除に応じないヤバ谷さんには驚かされますね。SNSでは、多くの反応が集まった投稿を削除したり編集したりすることに、ためらいを感じる人もいるかもしれません。しかし、不本意に写り込んでしまった人が削除を求めている場合は、速やかに削除に応じるのが最低限のマナーです。
SNSに写真や動画を投稿する際は、ほかの人が映り込んでいないか、公開して問題のない内容か、位置情報や周囲の風景などから個人が特定される情報が含まれていないかなどを公開前に確認する習慣を持ちたいものです。一時的な「いいね」よりも、周囲との信頼関係のほうが、失ってしまうと取り戻すのはずっと難しいということを心に留めておきたいですね。
※無断で撮影・投稿された写真や動画に困った場合は、まず投稿者本人に削除を依頼しましょう。応じてもらえない場合は、各SNSの通報・削除申請機能の利用や、「違法・有害情報相談センター」などの相談窓口を活用することも検討しましょう。
著者:マンガ家・イラストレーター ツムママ
