1800年代のボロボロ机→ペンキを剥がして磨くと…… 圧巻の仕上がりに「驚くべき変身ぶり!」「魂が再び宿ったよう」【海外】

1800年代のボロボロ机→ペンキを剥がして磨くと…… 圧巻の仕上がりに「驚くべき変身ぶり!」「魂が再び宿ったよう」【海外】

 1800年代のボロボロな机を修復する動画がYouTubeに投稿されました。プロの修復家による見事な仕上がりが「美しい」「芸術作品」と反響を呼び、記事執筆時点で24万回以上再生され、9300件以上の高評価を集めています。

 投稿したのは、工房での実務経験を経て、独学で家具等の修復家となった男性のYouTubeチャンネル「Il Makerstauratore」(@IlMakerstauratore)。今回は、男性のイタリア・サルデーニャ島の工房で、1800年代後半に作られた書斎机を修復します。

 この古い机は過去に改造が加えられているのか複数の様式が混在し、いずれかの時点で塗られたと思われる緑のペンキはあちこち剥がれています。ボロボロなひどい状態といっていいでしょう。

 まず、天板のペンキを剥離剤とヘラで剥がしてみるとMDF(中密度繊維板)のような板であることが判明しました。MDFが盛んに生産されるようになったのは1970年代以降のことなので、ある時点で補修のために貼られたものなのでしょう。

 天板のサイド部分には金属製のフレームがビス留めされていたので、それを取り外すと、MDF天板の下に無垢材の天板があることが分かりました。どうやら、上の天板と、下の天板の接合部を隠すために金属フレームで周囲を覆っていたようです。

 MDFの天板を剥がそうとしてみますが容易ではありません。そこで、先に引き出しを取り出し、錠前部分の金属装飾を取り除いてから、緑のペンキを剥がしていきます。テーブルのほかの部分の塗料も全部剥がしたら、もとの木の色が現れました。作られたときはシックでステキな書斎机だったようですね。

 フレームに欠けた箇所や古い修理箇所があるので、新たな木材を加工してそこを修復します。

 結局、MDFの天板は無理に剥がさず、新たな天板を上に貼ることにしました。断面がL字になるようにカットした木材フレームを四方に接着し、そのフレームの中にぴったり収まるサイズの、革張りした板を製作しておきます。

 元のテーブルの色と同じように調色した染料で、修復のために追加したフレームと天板のフレームを塗装。また、全体にキクイムシの予防剤を塗っておきます。

 引き出しに付いていた錠前部分の金属装飾(エスカッション)は研磨しておきます。問題は、5つ必要なところ、4つしか残っていないことです。そこで、型取りをして、樹脂で複製品を1つ作ることにします。型にはまず真鍮の粉を振りかけ、そこへ樹脂を流し込みました。

 樹脂が固まるのを待っている間に、引き出しの過去の修復跡を再修復し、内張りの紙を剥がしておきます。そして、引き出しを含む全体にワックスを塗ったら、革張りの天板をフレームの中に接着します。

 先ほどの樹脂を型から外してみると形自体は良さそうでしたが、細かい気泡が入ってしまいました。今回は先に進めることにして、真鍮色に塗装してからほかのものと一緒に引き出しに取り付けます。

 最後に引き出しを設置したら修復完了です。作られた当時に近いと思われるエレガントな書斎机がよみがえりました!

 すばらしい修復の出来栄えに、「驚くべき変身ぶり!」「まさに芸術作品!」「なんて素晴らしい変化でしょう! 大好きです!」「信じられない!」「美的観点から言えば、これは私がこれまで見てきた中で最も素晴らしい修復の一つでした」「まさにプロの修復!」「技術にいつも驚かされます」「机に魂が再び宿ったようですね」というコメントが寄せられています。

 同チャンネルでは、ほかにもさまざまな修復動画が公開されています。

動画引用:YouTubeチャンネル「Il Makerstauratore」(@IlMakerstauratore)より

配信元: ねとらぼ

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