認知症の母のケアは息子の義務? 毎日の徘徊に嫌気がさして

認知症の母のケアは息子の義務? 毎日の徘徊に嫌気がさして

認知症の母のケアは息子の義務? 毎日の徘徊に嫌気がさして
認知症の母のケアは息子の義務? 毎日の徘徊に嫌気がさして / (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA



長野県御代田町でケアマネジャーとして働く美齊津康弘さんは、小学5年生にして若年性認知症の母を支えるヤングケアラーとなりました。48歳で発症した母は、次第に料理や掃除といった家事全般、そして入浴すらも難しくなり、学校から帰ると家事や見守りに追われる日々に。父は朝から晩まで仕事で忙しく、姉や兄にも頼ることができないなか、「僕がやらなきゃ家族が壊れる」と自分に言い聞かせながら踏ん張る一方で、母に対して怒りや悲しみがこみ上げることもあったそうです。月日が経つにつれて母の認知症は進行し、美齊津さん一家の生活は立ち行かなくなって――。

それでは、美齊津さんが認知症が進行する母と向き合った日々をのぞいてみましょう。もしも、家族の世話を子どもがせざるを得ない状況になったら? 美齊津さんの経験を知ることは、「ヤングケアラー」について考えるきっかけになりそうです。

いつも明るくて誰にでも優しい僕の自慢のお母さん
いつも明るくて誰にでも優しい僕の自慢のお母さん / (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA

48歳で認知症を発症した母と小学5年から介護が始まった僕のお話です
48歳で認知症を発症した母と小学5年から介護が始まった僕のお話です / (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA


※本記事は原案/美齊津 康弘、漫画/吉田 美紀子の書籍『48歳で認知症になった母』から一部抜粋・編集しました。



友達に家族の話を振られるのが苦手になりました
友達に家族の話を振られるのが苦手になりました / (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA

トマト入れないでっていったのに
トマト入れないでっていったのに / (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA

そっか、やっちゃんも大変だね
そっか、やっちゃんも大変だね / (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA

ヒソヒソ
ヒソヒソ / (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA

やったぁ
やったぁ / (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA

見てハンバーグ
見てハンバーグ / (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA


お母さん...またいない
お母さん...またいない / (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA

行かなきゃ...
行かなきゃ... / (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA

電気もつけないで
電気もつけないで / (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA

あっちの家に帰ったんじゃない?
あっちの家に帰ったんじゃない? / (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA

まさか
まさか / (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA


いつも僕が連れて帰ってるんだよ
いつも僕が連れて帰ってるんだよ / (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA

母は放っておけば何時間でも昔の家の前にいました
母は放っておけば何時間でも昔の家の前にいました / (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA

お母さん、帰るよ
お母さん、帰るよ / (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA

お母さん、静かにして
お母さん、静かにして / (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA

どうか誰とも会いませんように
どうか誰とも会いませんように / (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA


小学5年生が背負っていた誰にもわかってもらえないという孤独感、人生を変えてしまうほどの壮絶な経験の数々。まず私たちにできることは、そのような「ヤングケアラー」の存在を知ることです。

「母の認知症が進行していくに従い、どんどん不安が大きくなっていきました。今まで頼りになる存在であった母が崩れていくことへの不安、それに伴い自分の生活がこの先どのように変わってしまうのか分からない不安に常に怯えていました。

最初の頃は母の行動や言動を受け止めることができず、『これは夢に違いない。ある日目が覚めたらお母さんは元通りになるはずだ。』といつも考えていました。」と語ってくださった美齊津さん。
美齊津さんが背負っていた、誰にもわかってもらえないという孤独感には胸が締め付けられます。


著=原案/美齊津 康弘、漫画/吉田 美紀子/『48歳で認知症になった母』


配信元: レタスクラブ

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