GACKT“浦真鷲”「正しさだけじゃ救えない人もいる」、志田未来“縁”に伝えた深みのある言葉<ブラックトリック>

GACKT“浦真鷲”「正しさだけじゃ救えない人もいる」、志田未来“縁”に伝えた深みのある言葉<ブラックトリック>

浦真鷲(GACKT)の鋭さに視聴者脱帽
浦真鷲(GACKT)の鋭さに視聴者脱帽 / (C)フジテレビ

GACKTが主演を務める月9ドラマ「ブラックトリック~裁きを操る弁護人~」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系/FODほかにて配信)の第4話が8月10日に放送された。今回描かれたのは、不正入試の疑惑が持ち上がった大学のうそ。その展開の中で発した浦真鷲(GACKT)の言葉が注目された。(以下、ネタバレを含みます)

■うそを武器に敵を追い詰める痛快リーガルエンターテインメント

本作は、GACKT演じる“でっち上げの天才”である敏腕弁護士・浦真鷲直人(うらまわし・なおと)が、依頼人を救うためうそを武器に、手段を選ばず真実を暴いていく完全オリジナルストーリーの痛快リーガルエンターテインメント。

浦真鷲は敏腕弁護士として活躍する一方、優秀な一級建築士という顔も併せ持つ。依頼人である弱者を救うためなら、建築事務所チームのメンバーを巧みに動かし、緻密な罠で敵を追い詰める。“うそ”で作り上げられた“証拠”は、全て彼が仕掛けた“ブラックトリック”の一部に過ぎない。悪を持って正義を勝ち取る、新たなダークヒーローの物語となる。

キャストは他に、業界大手の「コルディア法律事務所」で働くエリート弁護士の麻生縁(あそう・ゆかり)を志田未来、浦真鷲が一級建築士として所属する「はかり建築設計事務所」でアシスタントを務める土生洸太(はぶ・こうた)を神尾楓珠、「はかり建築設計事務所」の一級建築士・鯖山周平(さばやま・しゅうへい)を戸塚純貴、「はかり建築設計事務所」の所長・呉田利静(くれた・りせい)を竹財輝之助)、「コルディア法律事務所」の代表・森木銀次(もりもと・ぎんじ)を生瀬勝久、大物政治家の古瀬義親(ふるせ・よしちか)を北村一輝が務める。

■浦真鷲は不正入試疑惑の大学へ縁を呼び出す

帝都医科大学神経内科の島津真理子教授(野波麻帆)が女性として大学初の最優秀論文賞を受賞。男性教授たちからはやっかみの言葉が漏れ、その中には小山田敏冬教授(手塚とおる)の姿もあった。

そんな中、帝都医科大学が入学試験で女性受験生が不利になるよう得点が調整されていたとの疑いで、受験生の保護者から訴えられた。

ニュースを見た縁は、損をするのはいつも女性だと憤慨。そこに浦真鷲から電話があり、「頼みたいことがある」と帝都医科大学に呼び出された。

大学側は不正を否定。浦真鷲らが入試委員長を務めていた島津に会うと、今回の件で製薬会社との契約が白紙になったという。浦真鷲が「ここまでくるのに大変だったのでは」と聞くと、島津は「私たちの研究はトライアンドエラーを繰り返してようやく一つの成果が現れる。しかも、人に使われて初めて完成といえる。本当に気が遠くなるような作業です」と説明。

すると、浦真鷲は人が住んで初めて完成といえる建築と似ていると言い、「それに、少しでも数字をごまかせばいずれ歪みが出る。必ずうそはバレる」と意味深な発言をした。

■女性教授が縁に期待したこと

その後、浦真鷲がうそを武器に暴いたのは、島津のうそ。あらためて製薬会社との契約が持ち上がっていたのだが、サインはしなかった島津。それは論文に都合のいい臨床データだけを掲載していて、製薬会社との契約が成立しれば論文のデータは精査されるからだった。

女性が研究を続けるには困難な現況ながら、期待された結果を出さなければならない。焦っていた島津が犯した罪を、小山田は指摘した。そんな小山田に、島津は不正入試の疑いを仕向けて乗り切ろうとしていた。

ただ、製薬会社との話し合いに縁を同席させていた島津。「本当に隠したいなら私がいない方がよかったはず」と縁が問うと、「麻生さんだったら分かってくれると思ったからです。もし間違えてたらこうやって正してくれる気がして」と語った。

■浦真鷲が語るうその“色”と人を救うこと

さらにもう一つ、浦真鷲はうそを見つけていた。大学理事長と製薬会社の収賄だ。浦真鷲は、最初に製薬会社が島津との契約を切ったタイミングが早すぎると疑問を持った。そこで調べると、不正入試疑惑をきっかけに調査が入り、違法な資金提供が発覚するのを防ぐためだったと分かった。

一部の教授たちは、理事長と製薬会社の癒着に気付いていたが、研究費が削られるのを恐れて声を上げなかった。小山田もその一人だったが、浦真鷲はロンドンのミレニアム・ブリッジの話題を出して揺さぶった。ミレニアム・ブリッジが開通してわずか2日で閉鎖したのは、風などの影響もあるが、“共振”ともいわれているという。人は人混みで無意識に歩調を合わせることが大きな揺れになってしまうのだ。ミレニアム・ブリッジは工事により以前よりも安定したのだが、それは組織も同じで、癒着に関して声を上げる一人となるよう示唆。小山田は告発に踏み切り、収賄が世間の知るところとなった。

「君は、うそは黒いものだと決めつけている。だが実際はそんな単純な色じゃない。人を傷つける黒いうそ。中身のない真っ赤なうそ。誰かを助けるための灰色のうそ。弁護士はうそを扱う仕事だろ。その色を見分ける必要がある」と浦真鷲。

「正しさだけじゃ救えない人もいる」と続けた浦真鷲に、縁は「だとしても先生たちのやり方は間違っています」と反論した。浦真鷲の先を読む力を考えると、何か縁に伝えようとしている感じもする。ラストでは、前回描かれた、ぬいぐるみ製造会社の事件で古瀬が目をつけた縁のことを森木に「ワンチームの大切さをしっかりとお教えいただきたい」と釘を刺すように言う場面があった。そのときの森木の表情も読めないものだったが、浦真鷲もそこに絡んでくるのだろうか。ますます目が離せない。

視聴者からは「今回もウソを見破る展開が面白かった」「不正入試の裏のさらにその裏まで暴く浦真鷲の凄さに脱帽」「伏線回収があって面白かった」という感想の他、「人を助ける灰色のウソもある。それが浦真鷲の行動原理?」「確かに正しさだけじゃ救えないことって現実問題リアルにあるよなー」と、浦真鷲の言葉に注目する声も寄せられた。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

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