キス直後に胸を刺す衝撃シーンも…中国トップ俳優バイ・ルーと時代劇美男ツォン・シュンシーが紡ぐ宿命の愛<臨江仙>

キス直後に胸を刺す衝撃シーンも…中国トップ俳優バイ・ルーと時代劇美男ツォン・シュンシーが紡ぐ宿命の愛<臨江仙>

「臨江仙 ~宿敵となった愛しき人~」より
「臨江仙 ~宿敵となった愛しき人~」より / (C)Dongyang Huanyu Film & TV Culture Co., Ltd

「招揺<ショウヨウ>」(2018年)や「美人骨」シリーズ(2021年)で日本でも人気の中国トップ俳優バイ・ルー(白鹿)と、「蓮花楼」(2022年)の純粋な少年侠客で一躍トップスターの仲間入りを果たしたアイドル出身俳優ツォン・シュンシー(曾舜晞)。そんな、いま中国で勢いのある二人が初共演を果たしたファンタジーラブ史劇「臨江仙 ~宿敵となった愛しき人~」(2024年)がCS放送「衛星劇場」で8月18日(火)より日本初放送される。愛し合いながらも敵対する壮絶な因縁で視聴者の心をとらえた話題作、その見どころに迫る。

■“仙界の伴侶”から”非情な仇敵”へと変わっていく関係性

本作は、かつて仙界の伴侶として結ばれた二人がある事件を境に非情な宿敵となり、激しい戦いと絶望を経験していくという、壮絶な愛の物語。

ホワ・ルーユエ(花如月/演:バイ・ルー)とバイ・ジウスー(白九思/演:ツォン・シュンシー)は、かつて同じ源より生まれ、ともに仙界を統べる至高の存在同士として、そして愛し合う伴侶として、固い絆で結ばれていた。そんな二人が、ある誤解をきっかけに非情な仇敵へと変貌を遂げる。

繰り返される決別、愛児を失う悲劇、残酷な戦い。長きにわたり愛と憎しみの狭間で激しく揺れ動いた二人はやがて、その背後に潜む強大な陰謀の存在に気付き始める。そして天下と民のため、自らの愛憎を乗り越えようとする――。

そんなストーリーを持つ本作。さらに如月と瓜二つで天真らんまんな門弟の少女リー・チンユエ(李青月/演:バイ・ルー2役)が登場し、愛し合いながらも敵対するジウスーとルーユエの因縁を揺さぶっていく。
バイ・ルー、ツォン・シュンシー
バイ・ルー、ツォン・シュンシー / (C)Dongyang Huanyu Film & TV Culture Co., Ltd


■婚礼衣装のまま剣で相手の胸を…決別シーンの美しい絶望が胸を打つ

神々や精霊、仙人たちが登場する中国ならではの“仙侠ロマンス”は、そのほとんどが、幾度となく死に阻まれた男女が生まれ変わっても再び巡り合って愛し合う絆を描いている。ハイライトは、甘くロマンティックな告白や美しいキスシーン。バイ・ルーがレオ・ローと共演した「長月輝伝~愛と救世の輪廻~」(2023年)をはじめ、ヤン・ミー主演で驚異の視聴回数500億回超えを記録した「永遠の桃花~三生三世~」(2017年)などが、そんな“王道仙侠ストーリー”だ。

一方、今作で描かれているのは、結ばれて夫婦になった二人の愛憎と因縁。さまざまな誤解や悲劇が重なって憎しみを持つに至ったルーユエと、彼女に誤解されても耐え、彼女を守るために別れを選ぼうとするジウスーのすれ違いが涙を誘う。連れ添った日々があるからこその信頼と裏切り、母性や責任といった、男女の恋愛感情だけでは描き切れない深い絆の物語がドラマチックに描かれていく。

バイ・ルー、ツォン・シュンシー
バイ・ルー、ツォン・シュンシー / (C)Dongyang Huanyu Film & TV Culture Co., Ltd

そんな本作は、甘くロマンティックなシーンだけでなく、苦しい決別を描く名場面が多い。和解のキスと見せかけてルーユエがジウスーの胸に剣を突き立てる衝撃シーンをはじめ、ルーユエを受け入れるために整えた婚礼の場で婚礼衣装姿のジウスーが花嫁衣装をまとったルーユエの刃を受け入れるシーンなど…決別シーンの絶望的な美しさが胸を打つ。

■胸を剣で射抜かれながらも、その瞳は慈愛に満ちて…

本作でルーユエとチンユエの2役を演じるバイ・ルーは、「招揺―」で強く豪快な“女魔王”路招揺を演じ、アクションはもちろんコメディー、ロマンス演技を高いレベルでこなして一躍主演女優の仲間入り。その後、「美人骨」シリーズや「長月輝伝―」でトップ俳優としての地位を確立した、中国を代表する一人だ。
バイ・ルー
バイ・ルー / (C)Dongyang Huanyu Film & TV Culture Co., Ltd


対するツォン・シュンシーは、ここ数年で一気に俳優としての評価を上げたブレークスター。中国のボーイズグループのメンバーとして出発し、「擇天記~宿命の美少年~」(2017年)で“古装イケメン”としてブレーク。古装男神チョン・イー主演の「蓮花楼」で明るく真っすぐな新米侠士・方多病を演じ、人気を決定づけた。
ツォン・シュンシー
ツォン・シュンシー / (C)Dongyang Huanyu Film & TV Culture Co., Ltd


そんな、近年の中国古装劇ブームをけん引する二人が初共演する本作。確かな演技力を持つ二人が、視線の動きや間、繊細な表情の変化でルーユエとジウスーの因縁と愛憎を体現している。

バイ・ルーは、ジウスーを深く愛した分、憎しみも深いルーユエの複雑な感情を、時に激しく、時にうつろな表情で表現する。そして、ツォン・シュンシーはルーユエの憎しみをその身で受け止めるジウスーの悲哀を、慈しみと悲しみの入り混じった表情で静かに表現する。ルーユエが突き立てた刃を体で受け止め続けるジウスーの瞳は、状況に不似合いなほどに優しく、慈愛の色に満ちている。敵対するしかなかった二人の苦しい絆が、視聴者を引き込んでいく。
バイ・ルー、ツォン・シュンシー
バイ・ルー、ツォン・シュンシー / (C)Dongyang Huanyu Film & TV Culture Co., Ltd


別れのシーンでこそ生きる二人のケミストリーは、ドラマの外でもバッチリ。本作公開後には、iQIYIイベントにバイ・ルーとツォン・シュンシーがそろって登場し、本作のプロモーションのために二人の歌唱でリリースされたスペシャルソング「唯一」を生歌唱。二人の相性の良さをステージ上でも披露し話題を集めた。

トップスターのバイ・ルーとツォン・シュンシーが、苦しい離別のシーンでこそ抜群のケミを発揮した本作。二人の深い絆を感じさせる演技に引き込まれる感動作だ。

◆文=酒寄美智子
「臨江仙 ~宿敵となった愛しき人~」より
「臨江仙 ~宿敵となった愛しき人~」より / (C)Dongyang Huanyu Film & TV Culture Co., Ltd


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