親戚が集まるバーベキューは、子どもたちも楽しみにしていたイベントでした。しかし、3歳と5歳の子どもを連れての参加は想像以上に大変。子どもたちの食事やお世話を優先していた私は、自分の食事をほとんど取れないまま時間が過ぎていきました。ところが後日、夫から思いもよらない言葉を聞かされることになったのです。
子どもの世話に追われ、自分の食事は後回しに
当時、わが家の子どもは3歳と5歳。義実家で親戚が集まり、庭でバーベキューをすることになりました。久しぶりに親戚が一堂に会する楽しい機会でしたが、小さな子どもを連れての参加だったため、私はまず子どもたちに食べさせることを最優先に。お肉を取り分けたり飲み物を用意したりしているうちに、自分の食事はすっかり後回しになってしまいました。
子どもたちが食べ終わると、今度はじっと座っていてくれません。屋外ということもあり、走り回ったり遊び始めたりして目が離せない状況に。私は席につく暇もなく、子どもたちの後を追いかけながら見守っていました。
そんな私を見て、親戚からは「食べていないでしょう? 食べなさい」と声をかけてもらいました。しかし、代わりに子どもを見てくれる人がいるわけではありません。一度は席に戻ったものの、少し口にしただけで、すぐにまた席を立つことになりました。
その後も状況は変わらないままバーベキューは終了し、私はほとんど食事を取れませんでした。それでも子どもたちが楽しそうに過ごしていたので、「それだけで十分」と自分自身は特に気にしていなかったのです。
後日判明した義父の大きな誤解に絶句!
ところが後日、夫から思いがけない話を聞かされたのです。義父が網の上に残った肉を見て、「お前の嫁はもったいないことをする。ダメな嫁だな」と怒っていたと言うのです。しかも、その肉は私が残したものだと思い込んでいた様子。後半は食べる時間すらなく席を離れていた私は、自分が残したことにされていて耳を疑いました。
夫はバーベキューの後半、仕事の都合で席を外しており、私がつきっきりで子どもを追っていた姿を見ていませんでした。そのため、義父から話を聞いた時点では状況が把握できず、その場で反論できなかったそうです。
私は夫に、ほとんど食べられないまま子どもの世話をしていたこと、そんな状況だったのに悪く言われてとても悲しかったことを伝え、「そんなふうに思われるなら、もう一緒にバーベキューはしたくない」と素直な気持ちを打ち明けました。
その後、夫は義父に当時の状況を説明してくれましたが、あまり理解してもらえなかったようです。それでも、夫が気持ちを受け止めて味方になってくれたことには救われました。
なぜ義父がそこまで誤解してしまったのかは、今でもわかりません。子どもたちの世話で走り回っていた時間や、自分の食事を後回しにしていた背景が一切伝わっていなかったことが、ただただ悲しく感じられました。「肉を残した嫁」という不本意な印象だけが残ってしまったショックは、今でも思い出すと胸が痛みます。
この出来事を通して、人は目に見えるごく一部分だけで相手を判断してしまいがちなのだと気づかされました。だからこそ私は、表面的な出来事だけで人を決めつけず、その人がどのような状況で行動していたのかまで想像できる広い視野を持ちたいと思っています。そして、自分の周りで陰ながら頑張っている人の姿に気づき、温かい言葉をかけられる人でありたいです。
著者:鈴木ゆり/30代女性。2014年生まれの息子、2016年生まれの娘、夫の4人暮らし。会社員(事務)。趣味は旅行とカフェ巡り。食材の冷凍ストックで時短料理を考えるのが好き。
イラスト:森田家
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)

