
子どもも大人も“着ぐるみ”が大好きなのはなぜだろうか?テーマパークで出合うとテンションが爆上がり!一時は“ゆるキャラ”が一世風靡し、子どもも大人も、メディアもお役所も巻き込んでのお祭り騒動で、グランプリが開催されるほど盛り上がっていたことも記憶に新しい。そんななか、小さいころからずっと着ぐるみが苦手だったというのが、本作『くるまれて』の作者・maxぽんぽん丸(@o0TM8mta5D4jom)さんである。着ぐるみが恐ろしかった理由とは一体…!?

イベント会場をヨチヨチ歩きまわっていたり、風船を配ったりする人気者の着ぐるみ。遊園地でオリジナルキャラの着ぐるみに出合おうもんなら、一緒に写真を撮ってもらいたくて、我先にと駆けだしてしまうほど、着ぐるみは人々に愛されている。それを「子どものころから恐ろしかった」というmaxぽんぽん丸さん。その理由が作中で語られているのだが、その理由を聞くと「言われてみると確かに…」と思わず唸ってしまう。maxぽんぽん丸さんに本作について話を聞いてみた。

――作中でも語られていますが、着ぐるみが怖い理由を教えてください。
表情が変わらない見た目と、中に入っているのは“知らない人”だという不安が合わさって、怖く感じてしまいます。根っからの人見知りなので、「今、布越しに対面しているのは“人”なんだ」と思うと緊張してしまうせいもあるかと思います。
――「中身は知らない人」という観点は子どもらしからぬ着眼点ですが、何歳のころからあったのでしょうか?
5歳くらいのころに某テーマパークへ連れて行ってもらったとき、今と同じ気まずさと恐怖があったのを覚えているので、そのころからこうだったのかなと思います。「せっかく連れてきてもらったのに、ちゃんと喜べない…」みたいなプレッシャーを感じていました。今思うとほほえましいです。

遊園地などで出合うと「キャー、かわいー」と子どもたちは無防備に駆けだしていく。そのときの警戒心はゼロで、そんな我が子を見守る大人もにこやかで警戒心もゼロだ。“着ぐるみ”…それは、くるまれているだけで、人々の心の壁もガードも飛び越える“スゴイヤツ”。でもこれからは「中身は知らない人」という冷めた目で見てしまう自分もどこかにいるかもしれない…。
maxぽんぽん丸さんはSNSにて素朴な日常漫画を投稿しているが、地味に笑いを誘う内容だったり、油断していると突如深い内容に刺されることもあったりと興味深い!2024年11月にpixiv月例賞優秀賞を取った作品『マグカップ』は読者の共感を誘い、「今、まさに同じことに気がついて距離を取っています」「わかる…刺さりました」「私は気がつくのに10年かかりました…」などの声が寄せられた。そのほかにも大きな共感を読んだ作品もあるので、ぜひ読んでみて。
取材協力:maxぽんぽん丸(@o0TM8mta5D4jom)
※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

