
メンズエステを舞台にした創作漫画「メンエス嬢加恋・職業は恋愛です」。美しくミステリアスな主人公・加恋が、さまざまな悩みを抱えた客と向き合いながら心をほぐしていく人間ドラマだ。作品を手がける蒼乃シュウさん(@pinokodoaonoshu)に、作品のテーマや制作への思いを聞いた。
■イライラを抱えた男が出会った人気セラピスト



今回登場するのは、仕事のストレスを抱え、常に不満を募らせている男性。肩も背中も凝り固まり、癒やしを求めて偶然見つけたメンズエステへ足を運ぶと、「この店で一番人気ある子を出してくれ!」とリクエストする。そこで現れたのが、人気セラピストの加恋だった。彼女との時間が、男性の心に少しずつ変化をもたらしていく。
■描きたかったのはセルフラブの物語
蒼乃シュウさんは、仕事以外では「ぴのこ堂」の名義でコミックエッセイやグルメ漫画も制作しているという。本作の着想については、「noteで現役メンエス嬢さんの日記を読んで興味がわき、『メンエス嬢』が主人公の漫画を描いたらおもしろいんじゃないかと思いました。いわゆる風俗とはちょっと違うグレーな世界観で、新しい人間ドラマを生み出せそうな予感がしたんです」と振り返る。
また、「テーマは『恋愛』です。でも一般的な男女の恋愛ではなく、『セルフラブ』を描いていくつもりです。好きな人に愛してもらうのではなく、自分で自分を愛することができるようになるきっかけを、加恋は客に提供しています」と作品に込めた思いを語った。
■誰もが恋に落ちる主人公を目指して
本作では、客が抱える葛藤やトラウマだけでなく、加恋の存在感も大きな魅力だ。キャラクターデザインについては、「男女問わず、誰でも一瞬で恋に落ちるようなビジュアルを心がけています。かわいいだけではなく、凛々しさが表現できたらいいなと頑張って描いています」とコメント。身体だけでなく心まで優しくほぐしていく加恋との出会いが、満足できない男をどう変えていくのかにも注目したい。
加恋が届けるのは、誰かに愛されるためではなく、自分自身を愛するきっかけ。グレーな世界を舞台にしながらも、人の心に寄り添う物語の行方をぜひ見届けてほしい。
■取材協力:蒼乃シュウ(@pinokodoaonoshu)
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