自己肯定感が低いから?義姉にとって耐えられないこと|プライドが高すぎる義妹

自己肯定感が低いから?義姉にとって耐えられないこと|プライドが高すぎる義妹

週末の夜、和也はさおりが子どものころからつのらせてきた「一番でいたい」というプライドの高さの裏側について語ります。さおりが捨てアカウントを使ってまでみつきを傷つけ、自分の優位性を保とうとした裏には、彼女の自己肯定感の低さがありました。

義妹の過去

週末の夜に子どもを寝かしつけたあと、和也は私に、さおりちゃんの幼いころの話をしてくれました。

「さおりはさ、子どものころから、二番じゃ絶対に嫌なタイプだったんだ」

和也は温かいココアを2杯用意し、私の前に1杯置きながらこう切り出しました。

「小学生のころから俺にもライバル心燃やしまくってて、兄妹で何しても『ねえ、お兄ちゃんよりどっちがすごい?』って親に聞いてて、自分のほうが褒められないとヘソ曲げちゃうんだよな」

「でも、さおりちゃん、すごく仕事もできるし、美人だし、十分すごいじゃない?」

私がそう言うと、和也は顔をしかめて、首を振りました。

自分が「唯一である」ことにこだわる義妹

自信

「さおりが欲しいのは、自分だけがもっともすごいという状況。さおりも合格したけど、みつきより1年かかったし、みつきのほうが勉強に費やせる時間も短い中での合格だった。それが許せなかったんだろうね」

その話を聞いて、私はさおりちゃんの中に、私には全く見えない、大きな壁があるように感じました。その壁は、彼女の自己肯定感の低さによって築かれ、常に誰かと比較することでしか、その存在を保てないのかもしれません。

「しばらく会わないほうがいいのかな」

私は義実家とは比較的よい関係を築いていたと思います。長期休暇はいつも帰省して、さおりちゃんとも顔を合わせていました。でも、この状況で彼女と顔を突き合わせるのはあまりよくないようにも感じていました。

配信元: ママリ

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