生後10カ月の息子を連れて義実家に遊びに行ったときのことです。自然豊かな場所のため普段から虫は見慣れていましたが、まさかあんな衝撃的な出来事が起こるとは思ってもいませんでした。
一瞬の隙に息子が口に入れていた衝撃の物体
昼食を終えたあと、私は義母と対面キッチンで食器の片付けをし、夫はリビングで息子と遊んでいました。楽しそうな様子を時折確認しながら会話をしていたところ、突然リビングから「うわー!」という夫の叫び声が響き渡ったのです。
驚いて駆けつけると、夫が焦った様子で息子の口元を確認し、口の中に見えていたものを取り出していました。
何が起きたのか尋ねると、夫は「一瞬テレビのほうを見て目を離したら、息子の口がもごもごと動いていて……。周りに食べ物はなかったから何を口に入れたのか確認したら、カメムシだったんだ」と慌てふためいていました。
幸い夫がすぐに気づいたため飲み込んではいませんでしたが、息子の口から取り出したものを見ると、無残にもバラバラになった大きなカメムシの姿が……。その光景を見た瞬間、全員が一瞬どうしたらいいかわからずに固まってしまいました。その後すぐに息子を抱き抱えて口の中を洗い、異変がないかを確認。
大人3人がパニックになる中、泣きもせずにきょとんとした不思議そうな表情で見つめてくる息子。その姿を見て安心したころ、夫が「吐き出すほど、まずくはなかったのかな?」とポツリ。その一言で私と義母の緊張の糸が解け、思わず吹き出してしまいました。
幸い大事には至らず、今では笑って振り返ることができますが、ほんの一瞬目を離した隙にも、赤ちゃんは思いもよらないものを口にしてしまうのだと改めて実感しました。普段から誤飲には気を配っていたつもりでも、義実家などいつもと違う環境では、さらに注意して周囲を確認しなければならないと肝に銘じた出来事です。今でもあの日のカメムシの姿は忘れられません。
◇ ◇ ◇
予想外のハプニングでしたが、大事に至らず、無事に異物を取り出すことができて本当によかったですね。
今回は思いがけず虫を口に入れてしまいましたが、普段から赤ちゃんの手が届く場所にある小さなものには注意する必要があります。直径39mm以下(トイレットペーパーの芯を通る大きさ)のものは誤飲するおそれがあるため、身の回りの安全を改めて確認しておくと安心です。
もしお子さんが喉に物を詰まらせてしまったら、すぐに119番通報をし、以下の応急処置をおこなってください。
<意識がない、呼吸がない場合>
心肺蘇生(気道確保・胸骨圧迫)をおこないます。
※母子健康手帳に方法が記載されています。もしものときのために、日ごろから手順を把握しておくと安心です。
<1歳以上の子どもの場合>
腹部突き上げ法(ハイムリッヒ法)をおこないます。
①子どもの背中側から救護者の両手を回す
②みぞおちの前で両手を組み、勢い良く両手を絞ってぎゅっと押す
<1歳未満の乳児の場合>
①救護者が膝を曲げ(もしくは椅子に座り)、太ももの上に子どもをうつ伏せに抱きあげる
②子どもの背中の、肩甲骨の間のあたりを手のひらで5~6回強く叩き、詰まった物を吐き出させる(背部叩打法)
それでも窒息が解除できない場合や意識がない場合には……
③子どもをあお向けに寝かせ気道を確保し、心肺蘇生と同じように、左右の乳頭を結んだ線の中央で、少し足側を指2本で押す(胸部突き上げ法)
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:関根直子(助産師)
著者:三船まい/30代女性。2025年生まれの息子、夫の3人暮らし。趣味は美味しいものを食べにドライブに行くこと。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
※AI生成画像を使用しています
監修者:助産師 関根直子
筑波大学卒業後、助産師・看護師・保健師免許取得。総合病院、不妊専門病院にて妊娠〜分娩、産後、新生児看護まで産婦人科領域に広く携わる。チャイルドボディセラピスト(ベビーマッサージ)資格あり。現在は産科医院、母子専門訪問看護ステーションにて、入院中だけでなく産後ケアや育児支援に従事。ベビーカレンダーでは、妊娠中や子育て期に寄り添い、分かりやすくためになる記事作りを心がけている。自身も姉妹の母として子育てに奮闘中。

