真夏のある日、暑さを避けるため、彼と大型ショッピングモールへ出かけた私。買い物をしたり、ゲームセンターをのぞいたりと楽しい時間を過ごしていました。ところが、あるお店へ入った彼は、なかなか戻ってこなかったのです。
「すぐ戻るね」のはずが…
当時付き合っていた彼は、ギターが趣味でした。ショッピングモールを歩いていると、楽器店を見つけた彼は大喜び。
「ちょっとだけ見てきてもいい?すぐ戻るから!」
そう言われた私は、「私はほかのお店を見てくるね」と伝え、しばらく別行動をすることにしました。最初は15分くらいで終わるだろうと思っていたのですが、15分たっても彼はまだギターを試奏中。
「もう少しだけ待ってみようかな」
そう思って時間をつぶし、30分後にもう一度のぞいてみても、まだ夢中でギターを弾いていました。結局、私が彼を迎えに行ったのは1時間以上たってからでした。
話しかけても気づかない彼にモヤモヤ
ようやく帰ろうと思い、「そろそろ行こう」と声をかけました。ところが彼は演奏に集中していて、私の声がまったく耳に入っていない様子。もう一度話しかけてようやく気づき、「ごめん!」と慌てて振り返りました。
本人の中では「あと少しだけ」という区切りがあったそうですが、気づけば時間を忘れてしまっていたようです。
もちろん、趣味が楽しい気持ちはよくわかります。でも、せっかくのデートなのに1時間以上ほったらかしにされ、話しかけても気づいてもらえなかった私は、さすがに悲しくなってしまいました。
帰り道、私がその気持ちを伝えると、彼は何度も謝ってくれました。
私は、「デートで楽器店はもう禁止ね!」と宣言しました。彼も苦笑いしながら「それは仕方ないね」と受け入れ、それ以来、私たちのデートで楽器店は”出禁”になりました。
その後、彼とは別々の道を歩むことになりましたが、今でもショッピングモールの楽器店を見ると、あの日のことを思い出します。
趣味に夢中になるのはすてきなこと。でも、一緒に過ごす相手への気づかいも同じくらい大切なのだと、あの日のデートで実感しました。
著者:田中加奈子/30代女性・二姉妹を育てるワーママです。毎日、ワンオペでバタバタ忙しいです。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)
※AI生成画像を使用しています
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