
ドン底に突き落とされたその夜に、椿はひょんなことからビストロのオーナー兼シェフである真白と出会う。初対面の彼は椿に「僕と結婚しない?」と提案する。それを聞いた椿は「私は結婚をほのめかせば従順な駒になるような、チョロい女に見えますか…?」と泣きそうになるが、真白は「それは違う」と否定する。「僕がほのめかすんじゃない。君が結婚をエサに僕を使えばいいんだよ」という真白の本心は…?

本作『Camélia blanc 〜カメリア・ブラン〜』を描いたのは、「ジャンプルーキー!」にオリジナル漫画を掲載している夏野ばな菜(@NatsunoBanana)さんである。夏野ばな菜さんに本作について話を聞いてみた。

――婚約者の浮気現場を目撃し、「婚約・仕事・家」のすべてを失うという強烈な展開が印象的でした。このストーリーの着想はどこから生まれたのでしょうか?
ヒロインをまず、二進も三進もいかない状況に追い込み、そこからいかに這い上がれるかという「強さ」を描きたくて考えました。ただメソメソと自分の不幸を嘆くのではなく、正面から不幸に立ち向かい乗り越える姿を表現したかったんです。
――すべてを失った状況でも、“折れそうで折れない”椿の強さが印象的です。このキャラに込めた想いを教えてください。
基本、弱々しく泣いて、周りに支えられるヒロインよりも、自ら突破口を開けるような「心の強い」ヒロインが好きなので。椿には、笑顔・強い心・人を思いやる優しさを込めました。
――真白からの「イキナリ婚」の提案は驚きでした!真白に「結婚しない?」というセリフを言わせた意図や、真白というキャラクターの魅力について教えてください。
クズな男の対局です。一途でヒロインをきちんと理解・評価し、「椿を手放してはダメだ」という気持ちが沸き起こったからこその「イキナリ婚」でした。真白の魅力はズバリ「包容力」です!

夏野ばな菜さんは現在「ジャンプルーキー!」にて『SSS』を連載している漫画家だが、企業漫画や子ども向け学習図鑑の挿絵などの仕事を受けており、「新規のお仕事も募集中です!」とのこと。本作を読んで夏野ばな菜さんの作品が気に入った人はぜひほかの作品も読んでみて。
取材協力:夏野ばな菜(@NatsunoBanana)
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