日本人男性の身長が伸びないのは「女のやせ願望」のせい!?「1キロも増やすなと怒鳴られた」「トマトだけ食べろと指導」SNSが紛糾!過去の厳しい“妊婦体重制限”の実態露わ

日本人男性の身長が伸びないのは「女のやせ願望」のせい!?「1キロも増やすなと怒鳴られた」「トマトだけ食べろと指導」SNSが紛糾!過去の厳しい“妊婦体重制限”の実態露わ

妊婦の「体重制限問題」がXで再燃

 現在、X(旧Twitter)上で、妊娠中の女性の体重制限を巡る議論が再燃しています。発端は、2025年10月14日放送のNHK『未来予測反省会』。番組が指摘した日本人男性の平均身長の停滞と、低出生体重児の増加との関連が、「女性の痩せ願望」に起因するのか否か、SNSで注目を集めています。この議論は、単なる健康問題にとどまらず、ジェンダー、医療政策への批判へと広がり、X上では多様な意見が活発に交わされています。

厳しい体重指導と低出生体重児増加の関連

 議論のきっかけとなったのは、NHKのX投稿(@NHK_PR)などで示された、「日本人男性の平均身長が1990年代以降、約171cmで停滞している」というデータです。これに対し、近年の女性の「やせ願望」が身長停滞の一因であるとの見解が示されたところ、多くの女性ユーザーから「それは違う」「痩せたいわけじゃない!」と反論が続出。妊娠中の過度な体重制限指導が主因だったと指摘する声が高まっています。

 実際に妊娠中に、「産婦人科で体重が増えたら怒鳴られた」「あなたはトマトだけしか食べちゃダメ」「こんなに太っては母親失格だと言われた」といった、当時の妊婦が助産師や医師から受けた、精神的・肉体的プレッシャーを示す具体的な体験談がX上に溢れています。

 厚生労働省のデータによると、低出生体重児の出生率は1970年の4%から2000年には9.6%と倍増しており、この背景に医療現場の厳しい指導があったとされています。

 この関連性は研究でも裏付けられています。2021年に発表されたJECS研究(日本環境子供健康調査)では、1998年に明確化された旧ガイドラインが推奨する体重増加量で管理された妊婦は、国際基準に近い体重増加量だった妊婦と比較して、低出生体重児を出産するリスクが高いことが示唆されています。この結果から、SNSでは「女性のせいではなく、医療政策の結果だ」と、厳しい指導を強いられた女性への擁護の声が多数上がっています。

配信元: LASISA

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