数年前、彼女の誕生日に、少し奮発して高級ホテルを予約。部屋でケーキとワインを用意してもらい、サプライズでお祝いする計画をたてました。しかし、楽しみに待っていたはずのケーキはなかなか届かず……。ようやく運ばれてきたケーキを見て、僕は思わず言葉を失ったのです。
順調だった誕生日サプライズ
彼女の誕生日を特別な一日にしたくて、少し奮発して高級ホテルを予約しました。
事前にホテルへ連絡し、日付が変わる少し前にケーキとワインを部屋まで届けてもらうようお願いしていました。0時になった瞬間、「お誕生日おめでとう」とサプライズでお祝いする計画だったのです。
当日はチェックインもスムーズで、部屋に入ると彼女は「すごい!こんなホテル初めて」と笑顔に。その姿を見て、「予約してよかった」と僕もうれしくなりました。
そして、そろそろケーキが届くはずの時間になりました。
「遅いな……」
時計を何度も確認しましたが、スタッフはなかなか現れません。
ようやく届いたケーキに絶句
しばらくすると、慌てた様子のスタッフが部屋を訪れました。
「大変申し訳ございません!」
深々と頭を下げながら運ばれてきたケーキを見て、僕は思わず言葉を失いました。ロウソクはすっかり溶けて形が崩れ、飾りつけもどこか乱れていたのです。
話を聞くと、部屋番号を間違えてしまい、届けるのが大幅に遅れてしまったとのこと。せっかく準備したサプライズが思い描いていた形にはならず、正直がっかりした気持ちは隠せませんでした。
ところが隣を見ると、彼女はケーキを見るなり大笑い。
「逆に忘れられない誕生日になったね」
その言葉を聞いて、僕まで思わず笑ってしまいました。ホテル側の手違いは残念でしたが、彼女が笑い飛ばしてくれたおかげで、その場の空気は一気に和やかになったのです。
特別な日だからこそ完璧を求めたくなりますが、思いがけないハプニングまで一緒に笑い合えることも、大切な思い出になるのだと感じた出来事でした。
著者:鈴木田/40代男性・会社員 休日はサウナ巡りと彼女と居酒屋デートを繰り返す日々。
イラスト:ほや助
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)
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