
中島健人が、8月12日に都内で行われた「SとX」世界配信記念マスコミ取材会に新木優子と共に出席した。
■中島健人がセックスセラピストを演じるNetflixシリーズ「SとX」
世界最大級のオンラインエンターテインメントサービスを提供するNetflixが、中島主演で多田基生の漫画「SとX~セラピスト霜鳥壱人の告白~」(講談社「モーニング」刊)を映像化したNetflixシリーズ「SとX」を8月20日(木)より世界独占配信する。
セックスセラピスト・霜鳥壱人(しもとり・いちと)の「霜鳥クリニック」には、セックスレス、ED、セックス依存症、性的トラウマなど、誰にも打ち明けられない多様で切実な性の悩みを抱えた人々が訪れている。
周囲からの嘲笑や偏見の視線にさらされながらも、霜鳥はカウンセリングを通して一人ひとりに誠実に向き合っているが、彼自身もまた人知れず悩みを抱えていた...。主人公の霜鳥壱人を中島が、霜鳥と運命的な再会を果たすヒロインを新木が演じる。
配信に先駆けて行われたマスコミ取材会は、劇中に登場する「霜鳥クリニック」の診療室を再現。その中で2人は作品への出演理由や撮影エピソードなどを語った。
中島は「“セックスセラピスト”という役をオファーいただいた時点で、すごく驚きはありました。いざ、台本を受け取って読んでみたら、決して刺激的な内容ではなく、『自分自身をどう愛したらいいか』とか『他者に対して、どのように気持ちを伝えれrばいいのか』ということがしっかり描かれていました。
それを、僕と優子ちゃんと2人でこのドラマの中の世界を歩んでいる映像を見た時、今、このタイミングで、僕自身も俳優として『SとX』という作品をやってよかったなと改めて感じました」と、完成した作品を見た感想や、オファーを受けた時のことなどを振り返りながら語った。

■新木「すごくセンシティブな内容だけれど、芯が通った内容で」
新木は「このお話をいただいた時に原作を読んだら本当に面白くて。すごくセンシティブな内容だけれど、芯が通った内容で、みんなが悩んでいることだったり、ちょっと自分の中で思っていても表に出せないような感情を、漫画で読みやすく、共感しやすく表現されているなと思いました。
ストーリーや人と人との関わりの中での大事なこと、大切さが描写されているのが印象的で、これが映像になったらどうなるのかなって、原作漫画の一ファンとして楽しみになりました」と原作にハマったことを告白。
そして「霜鳥先生を中島さんが演じる、ケンティーが演じるっていうことをお聞きして、すごく面白い作品になりそうだなっていう安心感と、『この作品に挑戦してみたい』『一緒に作っていきたい』という気持ちになったなって思いましたね。本当にファンとして、映像の作品を見てみたいっていうのがすごく大きかったなと思います」と、中島との共演も楽しみにしていたと語った。


■中島「俳優として“聞くこと”を、霜鳥壱人を演じるうえでかなり意識しました」
日本ではまだなじみの薄い“セックスセラピスト”という職業。演じた中島は「聞き馴染みがないんですよね。セックスセラピストって。僕自身も配信されるまでに、いろんな方に『セックスセラピストとは』って説明する日々を過ごしているんですけれど(笑)。
役作りとしては、ある種、対話をするということなので、そこに来るクライアントの方に対して、セックスという言葉のフィルターの中にある本音をどうくみ取っていくかが結構大切だなと思いました。俳優として“聞くこと”を、霜鳥壱人を演じるうえでかなり意識しました」と役づくりをした時の思いなども明かした。
続けて、「答えを導くという“断定”がほしいというよりも、セックスなどに対して悩むことが特別じゃないというか。ある種、もっとカジュアルにしていきたいなっていうふうに、僕自身も脚本に対して思いましたし、演じるうえで思っていたので、霜鳥を演じる時に本当に意識したのは、とにかく聞くこと。
相手の話を、セリフではありますけど、ちゃんと相手の目を見て、顔を見て、でもただじっと見るのではなくて、ちゃんと話を聞いて柔和な空間を作るというのを、霜鳥としてすごく意識しました」と撮影時のこだわりについても語った。
■新木優子「シールを貼り替えている時間がメディテーションみたいな感じで楽しい」
中島と新木は今回が初共演ということで、お互いの印象と撮影をへての変化を聞かれると、中島は「同世代なので、昔から優子ちゃんのことを知ってますけど、バラエティー番組で一回お会いしたぐらいだったので、クールなイメージを持っていました。パリジェンヌのイメージなんですよ、僕の中では。でも、めっちゃシール帳やってました(笑)」とイメージとのギャップを明かした。
それを聞いて、新木は「昨年の春くらいからシール集めが楽しくなってきちゃって(笑)。作品の時とか、ちょっと無になりたいとか、何も考えないでまっさらな気持ちになりたい時に、無心でシールを貼り替えている時間がメディテーションみたいな感じで楽しいんです。ただ目の前のものに没頭できる時間が良くて、それで気づいたら結構やってました」とシール帳にハマったきっかけと理由を話した。
新木に「ケンティーもやってみる?」と言われたことがきっかけで、実は中島もシールを購入したことを話し、「店舗で探したんですけど、シールブームでどこにもなくて。ないから、ネットで"残り1個"みたいなのを買ったんです。
『じゃあ、次の現場あるからそこで交換しようね』って言って、持っていったら(新木が)シール帳を忘れたんです。『リベンジしようね』って言ってたんですけど、ほぼ最後の日だったから、次いつ会えるかも分からなくて...。だから、僕のしずくちゃんがずっと泣いてました」と、シール交換ができずにいることを残念そうに報告した。
新木は中島の印象について、「私も10歳から芸能界にいるけど、私が出るよりもずっと前から第一線で活躍されているイメージがあります。それでいて、どこでもプロフェッショナルっていうイメージが本当にあったので『人間味がどれくらいあるんだろう?』ってすごく楽しみにしていました。
実際に、プロフェッショナルなところは本当にプロフェッショナルで、作品に対する向き合い方、姿勢だったり、現場の立ち振る舞いだったり、『やっぱりケンティーだ!』って思いました。初めて会った時から『何て呼べばいい?』みたいなのがなくて、ケンティーって呼んじゃうぐらい、雰囲気と私のイメージがマッチして、この方は信頼できて安心してついていける方だなっていう印象を受けました」と語った。
ちなみに、この日は中島はシールを持参しておらず、新木もシール帳を持ってきていなかったので、シール交換は次回以降に持ち越しとなった。
◆取材・文=田中隆信


