
ブログやSNSで寄せられた体験談を漫画にして発表しているしろやぎ秋吾(@siroyagishugo)さん。なかでもホラー系の体験談は書籍化されるなど高い人気を誇る。今回は、フォロワーの体験談をもとに描かれた短編ホラー漫画『こっくりさん』を紹介するとともに、作者に話を聞いた。



■「もうしんでいる」不吉な回答とこっくりさんの恐怖
紙の上に硬貨を乗せて質問する占い、こっくりさん。かつて子どもたちの間で大ブームになった一方で、呪われるといった不吉な噂もある。体験談を寄せた女性も小学生のときに友人たちと行うことになったが、乗り気ではなく早々に「おかえりください」と切り上げようとした。
しかし、こっくりさんの答えは「いいえ」。さらに友人の意中の相手について質問すると「もうしんでいる」と不気味な回答が返ってくる。こっくりさんの恐ろしさがにじむエピソードであり、読者からも「本当に遊びでもやるもんじゃない」と震える声が寄せられた。
■「身近さ」を大切に。作者が語る怖さへのこだわり
体験談を描く楽しさについて、しろやぎ秋吾さんは「『この人はどんなことを考えて、どう怖く感じたんだろう?』と想像しながら描くのが楽しいです」と語る。実際にあった体験談であるため、霊的なものが「見えた気がした」話になり、「霊の正体は?」という根拠がない。
「そこを考え出すといつも悩んでしまうのですが、プロの怪談師さんの話とは違った接しやすさというか、身近さが好きなところです」と明かす。また、「いろいろな種類の怖さを描きたいと思っているので、体験談選びに最もこだわっているのかなと思います。あと、なるべく怖い絵を描かずに怖がらせたいと思っています」と、その工夫を語った。
取材協力:しろやぎ秋吾(@siroyagishugo)
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